平野博文官房長官は27日の記者会見で、政府が永住外国人への地方参政権(選挙権)付与を検討していることに対し、都道府県知事や地方議会から反対表明や反対決議採択が相次いでいることについて「
自治体のみなさんの決議・意見は承知していないが、そのことと、この問題とは根本的に違う問題だ」と述べた。参政権付与法案提出は、地方自治体の意見に左右されないとの見解を示したものだ。
民主党は昨年の衆院選の政権公約(マニフェスト)で「地方主権」の確立を掲げているが、平野氏は「(この問題)地方主権の考え方とはまったく違う」と指摘。その上で「地方自治体の問題ではなく、わが国に住んでいる住民の権利としてどうなのかという概念だ」と主張した。
ソース元:
msn 産経ニュース
なにが根本的に違うというのだろう?地方主権とはすなわち地方による決議採択を中央(政府)が認めるということだ。根本的に違うなどという平野官房長官は民主主義の根幹を揺るがしている。民主主義国家で「民」が「主(権者)」であることを無視するなんて許されないことだ。
地方自治体が地方参政権についての決議採択をしたその結果はまさに民意そのものじゃないか!その地方の意見は無視してでも進める法案こそ横暴極まりない。
地方自治体は永住外国人の参政権に反対。政府はそれを関係ないと主張。
日本はもう独裁国家になってしまったのか?
都合の良いときだけ「国民の声」という言葉を多用する民主党だが、いい加減そのおごりは止めるべきだ。実際には国民の声を無視し続けているのだから。
この国は昨夏の総選挙から違う国になってしまったかのようだ。ありもしない「国民の声」をずる賢く盾にして横暴の限りを尽くす政府。このたった5ヶ月でどれだけ日本は疲弊したことだろう?本当に悔やまれて仕方がない。
仕分け作業で7,000億円にも届かない予算を捻出するために数ヶ月で数十兆円を失うことを日本人があの8月に心から選んだとは到底思えない。この意見も、民主党の危険性を選挙前から訴えていた選挙時の多数決で言うところの敗者の負け惜しみということなのだろうか?正直、本当にそんな風には感じられないのだ。なにしろ自分よりも民主党を先の投票日まで支持していた人々の方が苦しんでいるし、こう言ってはなんだがお先真っ暗なのだ。
地方の意見を無視すると言い放った政府。地方自治体だって国民によって組成されているというのにだ。地方自治体の採択を無視し続けられると思っているその政府の傲慢を国民が許すわけがない。
[32回]
PR