取引先の会長がいる。小太りで自分に都合の悪いことが起きるとよく入院する人だ。彼は会長職ではあるものの実質的な経営者。その会社の代表取締役を含めた役員たちは全員が彼のイエスマン。もし取締役ならびに社員たちが、この会長の方針に異を唱えようものなら、あっという間に粛清されてしまう。この会長には常に不正の噂が立っているが社内ではそれを語ることはタブーとされている。関係者の自殺も多数。行方不明者も後を絶たない。
最近その会社の社長の巨額脱税が明るみに出た。62歳の今までママから尋常じゃないおこずかいを貰っていたことも発覚。こんな社長で大丈夫なのか?と不安になる。しかも、その社長は大手取引先との契約を「相手の誤解だ」と言い放って反故にするという恐ろしく信用ならない人物。なんでも社員よりも宇宙の法則に興味があるらしく社員たちが過労死している最中に「いのちを守りたい」とスピーチをしてヒンシュクを買っていた。
最近、その会社の会長の秘書と元秘書たちが逮捕された。会長も被告発人として2度も検察に事情聴取に呼ばれている。その会社は社長を筆頭に「検察と戦う!」と宣言していた。今時、暴力団でもそこまでは言わない。
結局、その会社の会長は不起訴となったので、その会社は「今後ともどうぞ宜しくお願い致します」と、まるで何事も無かったかのごとく取引の継続を求めてきた。秘書3人が逮捕、起訴されているのにいったいどういう神経をしているんだ?
いやいや日本政府(株)さん、舐めてもらっちゃ困るよ。御社は取引先としてどこを取って見ても最悪だ。そんな経営陣と企業体質で今後も取引ができると思っているところが正気の沙汰じゃない。先ずは会社経営以前にモラルの勉強からだ。
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