鳩山由紀夫首相と長妻昭厚生労働相は1日、子ども手当からの未納給食費などの差し引きについて、2010年度の導入は見送る方針で一致した。
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Sponichi Annex
こんな馬鹿な決定があるか!給食費を未納中の親がいるせいで、子供たち全体の給食が貧相なものとなっている。そのことを知っているくせに政府は正直者が馬鹿を見るような方針ばかり打ち出してんじゃねー!
現在の学校給食は、給食費を支払っている家庭の子供が分母ではなく、子供全員を分母として納付された給食費を分子としているわけだから、おのずと支払っている家庭の子は親が支払った分よりも落ちる内容の給食を提供されていることになる。給食費未納の家庭が増えれば増えるほど、給食のおかずのグレードが落ちたり、一品減ったりする。給食費を払っている家庭は給食費未納の家庭の子供たちの分を負担している上に自分たちの子供たちが食べる給食は支払った分ほどのものが提供されていない。こんなアンフェアなことを政府が是正しないで誰がやるっていうのだ。子ども手当てという絶好の徴収機会があるのにそれをみすみす見逃して、給食費を支払っている家庭の子供たちは今まで通りで我慢しろってのはあんまりだ。
以前にいくつか給食費未納家庭の犠牲とも言える給食の写真を見たことがあるが本当に酷かった。栄養士たちの苦労が伝わってくるほどギリギリの献立という印象を受けた。ギリギリというのはまさに言葉通りでギリギリの栄養とギリギリの見た目だった。育ち盛りの子供たちにこりゃないだろう!といった給食が今も提供されている地区があるのだ。勿論、そういった地区にお住まいの給食費をちゃんと納付している家庭にはなんの非もない。そういった家庭は給食費を支払わない家庭の被害者だ。
そして給食費未納中の家庭の子は延々と保護者が給食費を払う予定が未定ながらも給食の提供は受けている。全ての子供への給食提供は当たり前だ。どこの学校が親が給食費を未納中の子供にだけ給食を与えないなんて残酷なことができるというのか。子供にはなんの罪もないが親が無責任なので子供が延々と食い逃げ状態になってしまっているということだ。親が自分の子供を人質にして学校に給食を食べさせろと脅迫しているようなものだ。
給食費を未納中なのにタバコや酒の嗜好品を買っていたり、果てはディズニーランドなどのレジャーを存分に楽しんでいる家族が納税者のまさに血税が財源の「子ども手当て」を得て、更に給食費も払わないでハイグレードな自家用車を所有したり、パチンコに行ったりするケースもあるだろう。
敢えて言おう、ミジンコは子供の養育を社会全体で行うという考え方には同意しかねる。勿論、子供どころか社会に出たばかりの若者に社会の最低限のモラルを教えること、学業を修めるためのインフラ(教育機関など)にかかる費用を負担すること、はたまた就業できる社会形成などにかかる費用を負担することはやぶさかではない。奨学金制度の充実には大賛成だ。
俺がいったいいくらの奨学金の基金を一山当てて増やしたか・・・ゲフンゲフン・・・・。
当然、納税もしている。脱税なんて誰かさんと違ってしたことがない。ただし、他の家庭の子供を育てるってこと、いわゆるよその子が成人するまでにかかる食費や遊行費まで負担するのはしんどい。いやしんどいどころではない無理だ。(*ミジンコは現在、財団を通じて9名の学資スポンサーになっていますが、ここでの話とは状況も趣旨も全く異なります。)
さすがに全く考えもなしに子供を作る親の存在が現実にはあるとはいえ、基本、自分たちで決めて作った子供たちだろうに、他人のサポート、ましてや給食費に寄りかかって子育てなんてヘソで茶が沸騰する。
「子ども手当て」についてのテレビ取材で時折登場する最初に子ども手当てありきで子育てを語り「(子ども手当てが)無いと困る!」と言う親だってどうかしているんだ。以前にも述べたが毎月の手当てがないと養育できないような経済状態ならば先ずは子供を作る前に考えるべきことがあったはずなんだ。
鳩山首相と長妻厚労相の再考を願う。さすがにこの両名にだって給食費を払える経済状況なのに払わない保護者の横暴を酷いと思う気持ちはあるだろうに。なんでそんな家庭に更に子ども手当てを簡単に渡してしまうのだ。子ども手当てから本来払うべきお金を差し引いていったいなにが悪いというのか?今の政府はズル賢いヤツの味方のようだ。
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