にわかには信じ難いことが・・・・。
「うつ」「ひきこもり」に対策法 総務相が制定提言(asahi.com)
原口一博総務相は5日の自殺総合対策会議で、うつ基本法とひきもこり基本法の制定に向けて検討を始めるべきだと提案した。心のかぜとよばれるうつや、
推計360万人ともされるひきこもりの問題に対し、鳩山政権として「しっかりと取り組んでいく」姿勢を示すのが狙いだ。
本当にひきこもりが360万人もいるのだろうか?昨日の朝にこのニュースを聞いたときは大袈裟過ぎると感じた。
この総務省のひきこもりの定義がよく解らない。360万人って尋常な数ではないと思うのだが・・・・・。
ただ日本人の2.7%程度がひきこもりと言われてしまうと、学校でいえば学年に数名の不登校の生徒が現実にいたり、出社してこなくなる社員の事例なんてどこの企業でもありそうな話であり、360万人くらいはいるという推定はまんざら現実離れしている推計ではないということか。
そもそもひきこもりを外で見かけるはずもない。だって彼等はひきこもりなのだから。推計するしかない人数ということなのだろう。
それにしても360万人とは・・・・・
これ、納税者からしてみればめまいがするほどの数字ではないだろうか?
ひきこもりたちは意識すらしていないかもしれないが、人間が安全に最低限の生活を確保するための社会インフラは税金で成り立っている。
事件が発生したときに警察が駈けつけることも、事故が起きたときに救急車が駆けつけるのも、そんな緊急車両が走る道路も夜を明るく照らす街灯も・・・・・全部、税金があってこそだ。
ひきこもりが部屋から出ないでAmazon.comを利用したとしても、インターネットを利用するための電力、通信インフラも税金の恩恵を受けている。商品配達の過程でもいったいどれだけの公共インフラを利用するのか?そのくらいはひきこもりたちにも想像ができそうなものだ。
人は一人では生きられないは「寂しさ」を語った台詞。「現実」としては、人は一人では生きていないのだ。納税者の負担でなんとか世の中がまわっている。
日本には「勤労の義務」があるはずなのだが、その義務を負わない者が約360万人という現状は、義務を果たしている人々には重くのしかかっている。
まるで納税者たちに子泣きじじぃがおぶさって延々と重くなっていくような状況だ。納税者はいつか地面にへたりこんで一歩も歩けなくなる。
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