アメリカの空港などで散々食べているのにたまに食べたくなるジャンクフード。自分は元々ジャンクフードが好きなのかもしれない。ただ健康を考えているから、たまに自分で今日は食べてもいい日と決めてから食べているだけのこと。
ニューヨークバーガーの発売日だというのは百も承知だった。あんだけスタッフが厨房の方から「ニューヨークバーガー発売でーす!」と叫んでいればそりゃそういう情報に疎いミジンコにも伝わった。
カウンターまでの列に並んだふたり前の人も前の人も「ニューヨークバーガー」を頼んでいた。
ミジンコはチーズバーガー。スタッフの女の人が一瞬止まったのを見逃さなかったミジンコ。たぶんミジンコが頼むまで相当数のお客さんが「ニューヨークバーガー」を注文していたのだろう。
まさかXLサイズな人間がチーズバーガーとは思うまい!それも1個(-_-)あとナゲット5個。飲み物は会社の水。それで胸が焼けるので充分。もう歳なんだろうか、歳なんだろうなぁ・・・・。
お昼ちょっと前の金曜日。物凄いお客さんの数で「ニューヨークバーガー」が飛ぶように売れていた。
先の「テキサスバーガー」もそうだったがこのマクドナルドの期間限定のプレミアムバーガー戦略は大成功している模様。
でもちょびっと日本人の健康が心配。ニューヨークバーガーそのものが悪いというわけではない。ただニューヨークバーガーを食べた日は他の食事のときはカロリーを抑えるってことをしないとマズいことになるとは思う。
本当に余計なお世話ではあるんだけれど、なにしろミジンコ、アメリカ社会、そうメタボな人が年々増加していく光景をず~~~っと見ているのでどうしても心配にはなってしまう。その一因にジャンクフードがあるということを否定するのは難しいのではないだろうか?モーガン・スパーロックは自身の映画「スーパーサイズ・ミー」でジャンクフードの危険性を自分を実験台にして実証した。あの検証が完璧にフェアなものだったとは言い難いが人はジャンクフードだけでは生きられないんだなぁということは伝わってきた。要は大事なのは食事のバランスということなのだろう。
ハンバーガーが主力製品の企業にハンバーガーを止めろなんていうファシズムみたいな強弁はどうかと思っている。結局は消費者の意識の問題なのだとは思う。なにしろアメリカにだってグッドシェイプな人はいくらでもいる。その状況を踏まえても心臓疾患で亡くなるアメリカ人は本当に増えている。肥満が原因のひとつであることは疑いようもない。
ただ人間、なかなか「これはおいしい!」と思ったものを断つことは難しい。そんなのは当たり前の人間の感情だ。だからマクドナルドのような大企業が率先して1日のカロリー摂取の目安などの啓蒙活動に取り組むべきだ。タバコ企業のような上っ面だけの健康被害を伝える活動ではなくて、ジャンクフードメーカーはもっと消費者の命を優先するような活動をするべきだ。そうすれば45歳で亡くなる消費者が85歳まで生きて、40年間も長くジャンクフードの愛好者となるかもしれない。短く大量消費よりも長く少量消費の方が結果的には企業にとってもプラスだとは考えられないだろうか?
ボリュームのあるハンバーガーとサイドデッシュとジュースで1300kcalを超えるようなビッグランチを摂った日は(1300kcalを1日で消費するのは常人には難しいが)少しでも運動して摂った分のカロリーを消費するなり、他の食事のカロリーを減らすなりする長生きへの提案がもっとされても良いのではないだろうか?
マクドナルドは慈善事業にも相当に力を入れている企業だ。そういう企業が顧客の健康を心配しないなんてまるでダブルスタンダードに見えてしまう。一方で人を救う活動、一方で人の不幸を気にしないではナンセンスだ。
今かけている莫大な広告宣伝費の僅かでもジャンクフードを大量摂取し続けることの危険性を伝えるような活動に予算がまわっても良いのではないかと思い記事にした次第。
おいしいもの食べて更に健康にってのは実際に可能だ。勿論、いろいろと工夫と我慢は必要になるが可能ではある。
以前に米国内でのマクドナルドの勢力拡大に伴う肥満度の進行を指摘している記事を見たことがあり、その解決方法はなんだろう?と考えてみて行き着く先としては、マクドナルド自身が健康啓蒙企業に大変身してしまえば解決だと思った。
ジャンクフード提供企業はなにもマクドナルドだけではないが先ずはその産業のリーダーからってのは悪くないアイデアだと思っている。
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