「好奇心はネコをも殺す」 オーストラリアの野良ネコ駆除作戦(AFP)
一部抜粋:
「トンネルの中を通過する動物をセンサーで判別し、ネコのかたちをしていたら、その腹部に、睡眠を誘う毒を噴出する」という。豪公共放送のオーストラリア放送協会(ABC)が伝えた。
外来種共同研究センターは、オーストラリア国内に約1800万匹の野良猫が生息しているとみている。もともとペットだったネコが野良ネコ化したものだが、野生生物を殺してしまうため問題化している。だが、普通の毒で駆除するのが困難で困っていた。
ここでネコを殺すな!と言ってしまうと捕鯨を批判するオーストラリア人たちと同じレベルまで落ちてしまう。
だからニクキュウを減らすな!というのは冗談で、オーストラリアで野良ネコによる被害が拡大しているのならば対策を打つことを他国の者であるミジンコが代替案を提示することもなく非難するのは間違っているとは思う。散々野生動物を絶滅させてきたオーストラリア人たちが今更なにをという気もするが、かといってこれ以上絶滅種を増やさないというオーストラリア人たちの考えがあるのだとしたらそれには同意せざるを得ない。
オーストラリアではオーストラリア人たち自らが中東から連れてきたラクダが増え過ぎたために今はヘリなどを利用して大量に殺されているが、これも他の種を守るためなのだから一概には責めるわけにもいかない。カンガルーも毎年数百万頭単位で殺されているがそれもオーストラリア政府の考えがあることなのだろう。YouTubeで見た映像では母親の袋から無理やり引っ張りだされたであろう大きさのカンガルーの子供が人間の子供によってクルマのバンパーに叩きつけられて殺されていた。映像には周囲に大人が沢山おり、恐らくその子カンガルーの母親も群れのカンガルーたちも殺された後の映像だったとミジンコは見ている。野蛮極まりない行為だとは思ったが、今や5,000万頭にまで増えたカンガルーが国土の砂漠化や他の野生動物の絶滅に関与している以上、日本人が感情論でカンガルーを殺すなと短絡的に言うべきではない。今年はカンガルーを300万頭殺すとか。それもオーストラリアの選択なのだろう。
で、オーストラリア政府は捕鯨問題で日本を提訴すると言っている。なんでか11月まで提訴しないんだそうだが。
オーストラリア人にクジラを食べるなと言われても苦笑いしか出ない。
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