政府が検討しているゴールデンウイークなどの休暇を地域ごとに分散させる方法の具体案が、日本テレビの取材で明らかになった。
検討案では、ゴールデンウイークと秋のシルバーウイークとしてそれぞれ土日を含めた5連休を作り、「北海道・東北・北関東」「南関東」「中部・北陸信越」「近畿」「中国・四国・九州・沖縄」の全国5つのブロックごとに時期をずらして取れるようにする。時期をずらす範囲は、5週間と2週間半の2つの方法が検討されている。
全体の休日の日数は増やさず、5月の憲法記念日、みどりの日、こどもの日、7月の海の日、9月の敬老の日、10月の体育の日は休日ではない記念日となる。
こうした案について、政府は3日、産業界から意見を聞くなどして議論を進める。祝日法の改正も必要で、実現するのは早くても再来年以降となる。
ソース元:
Yahoo!ニュース 日テレNEWS24
この政府はボブみたいだ。(ボブ→ 映画「エイリアン vs モンスターズの脳みそのないスライム)
考えるより先にアイデアを出すところが似ている。普通はそんなことは不可能なのだが、なんでかこの政府は考える前に案を出している。もうわけがわからない。
このゴールデンウィークとシルバーウィークの分散化案、問題点を挙げるにも多過ぎて困るほどだ。皆さんもこの分散化案、パッと思いつくだけでもいくつもの問題が思い浮かぶのではないだろうか?
国内に複数のカレンダーが存在するということは悲劇とも言える。国土が広いから仕方なく国内に複数の時差があるアメリカでさえ、州をまたいで仕事をする場合は色々とややこしいことがあるのだ。勿論、慣れというものはあるが、東海岸と西海岸の3時間の時差でさえ結構面倒なときがある。こちらが始業時間でもあちらがまだ会社が始まるどころか早朝である場合もあるし、こちらが起きていてもあちらが寝ているという場合もある。
国内でカレンダー、すなわちオフの日まで異なるなんて悪夢だ。
単身赴任中のお父さんがたまの連休で家に帰っても子供たちは学校がある日かもしれない。自分が休みでも取引先の都合で休むに休めない人たちも相当数に及ぶだろう。遠距離恋愛なんて更に難しくなりそうだ。
なんだこりゃ、政府のイヤガラセか?
なんで今の政府は仕事はしないくせに次から次へと国民をイラッとさせる案だけは出してくるのだろう?
これじゃ「国民の生活が第一」という民主党のメインテーマも「いのちを守りたい」と主張した鳩山首相の言葉も虚しいだけだ。
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