発明家ドクター・中松氏(81)が9日までに、インドでチベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与されたことが分かった。同氏によると、チベット仏教指導者として最高ランクという。世界的な知名度などが評価され、いきなり“特別選任”された模様。同氏は「平成の弘法大師になる」と宣言。近々、都内に「中松寺(ちゅうしょうじ)」を設立し、創造や頭脳に御利益があるパワースポットにしたいという。
中松氏によると、同氏は現地時間8日午前、インド・デリーの寺院で、チベット仏教ゲルク派のトップ(教主)である第102代ガンデン・ティパから「金剛大阿闍梨」に認定された。ティパから「『活仏(かつぶつ)』として仏教を日本に広めてほしい。そのため仏教界の最高位を授けます」という趣旨のことを言われたという。
同氏によると、金剛大阿闍梨とはチベット仏教の指導者として最高ランクの位。ゲルク派側からは、日本人で同位を授与された人は過去いないと言われ、「空海(弘法大師)と同じステージだ」という説明を受けたという。いきなり仏教の“最高ランク”を授与された格好となった中松氏は「『平成の弘法大師』として世界平和や、犯罪をなくし、日本人を良い心にしていく活動をしたい」と、発明家ならぬ「宗教家」としての抱負を語った。
ゲルク派は、チベット仏教ダライ・ラマ14世(74)が属する最大宗派。中松氏はこれまで、チベット仏教の修行をしたり、深く関係したことはなかった。約1カ月前、ガンデン・ティパ側から突然、授与の連絡がきたのが発端という。先方からは「日本に正しい仏教を広めてもらうために、日本を代表するような人に『金剛大阿闍梨』の認定をしたかった」という説明があったといい、発明家としての世界的な知名度や実績が高く評価され、中松氏が選ばれたようだ。
中松氏は今回の認定を受け、東京都世田谷区にある自身の施設内もしくは敷地付近に「中松寺」という寺院を設立する計画。「ティパからもらった仏像を日本に持ち帰り、中松寺に供える。寺はお参りできるようにし、創造や頭脳、発明などに御利益があるパワースポットにしていきたい」と話した。
日本のチベット仏教関係者は「日本人で過去、金剛大阿闍梨を授与された人がいたという話を聞いたことがない。一般的には、チベット仏教を深く修行しないと与えられにくいが、さまざまな業績やすごい地位がある人が与えられる可能性もゼロではない」と驚いた様子だった。
ソース元:
nikkansports.com
ずっと厳しい修行に耐えた僧侶たちをゴボウ抜きで日本の愉快なおじいさんが最高位になるチベット仏教って・・・・・。
まぁ、確かに荒唐無稽な発言は多いものの、世の中を便利にするために努めた人物を評価すること自体は悪いことではないと思う。
ただミジンコとしてはフロッピーディスクはドクター中松が発明したとする説には懐疑的。氏の研究はフロッピーディスクの発明と言うべきか否か議論が別れているけれど、ミジンコは否定派だということは書き留めておきたい。そりゃ同じ日本人が四半世紀以上も記憶媒体のメインストリームにあったフロッピーディスクを作ったと考えるのは悪い気はしないが、かといって発明ってものは声が大きい人が勝つといった風潮にはしたくないという気持ちもある。
まぁ、この件は今回は話がそれるのでこれまでにするがフロッピーディスクを今でもドクター中松の発明だと信じている人々が多いことが「声が大きい」ことの怖さだ。ドクター中松が数十年間に渡り「私がフロッピーディスクを発明した」とか「IBMの副社長が契約のために日本に飛んできた」といった話をし続けたことの効果大だ。
今の日本のマスコミがここまで日本を無茶苦茶にしてしまったことも、やはりテレビ、新聞などの大きなメディア(大声)を有していたことに尽きる。
声が大きいイコール事実だとは限らないのだが、その一度信じられた事実を覆すことは本当に難しい。
チベット仏教の人物への評価基準をミジンコが知る術はないが、率直な感想を言うと「いい加減」だということに尽きる。お告げが主体の宗教にそんなツッコミをすること自体が野暮なのだろうか?
中国共産党からの過酷な弾圧には本当に同情するし、今後も中国の許し難い暴挙には正論で抗していきたいと考えている。ただし、チベット仏教をミジンコが信じているかという話とは別問題。
実は妙に神格化されているきらいのあるチベット仏教ってこういう適当さも持ち合わせている組織だということを皆さんに伝えたくて記事にした次第。
追記:
匿名の方から下記の声明がダライ・ラマ法王日本代表部事務所から発表されている旨のご連絡をいただきました。
チベット仏教ゲルク派・ガンデン座主からのお知らせ(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)
「通常、チベット仏教において、このような称号は厳格な修行を積まなければ、簡単に習得できるものではありません。
この度、ガンデン座主に事実を確認し、以下の連絡を頂きましたので、関心のある皆様にお知らせ申し上げます。」とのことです。
これ↑を受けて、ドクター・中松事務所からは下記のような声明が発表されているとのご指摘もいただきました。
<ドクター・中松事務所からのお知らせ>(ドクター・中松の発明BLOG)
こちらには
『金剛大阿闍梨の帽子を被ったドクター・中松氏と一緒にガンデン・ティパ102世座主が写っている写真』が掲載されています。
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