ミジンコラム | 画像をちょっとだけ斬る! | ニュースをちょっとだけ斬る! | ハケンジャーたちよ、聞け! |
どうもそれなりに社会的地位を築いた者だ、ワーハッハッハーッ!(←感じ悪いと思ったそこのアナタ!これ以降は読まない方がよかですよ!もっと自慢話出るから!)
実はミジンコ、馬鹿なんだ・・・・・(←いきなり落とすのかよ!って思ったそこのアナタ!そりゃごもっとも!)
昨日も一昨日の会議にもハーバード・ビジネススクール出の人たちがいた。そんなん当たり前や!と言われてしまう世界がミジンコが仕事をしているある側面ではある。
「や、やべぇ、会議出席者の中で自分が一番この難しい議題を理解していない・・・」と思うことがしょっちゅうある。でも忍法・わかったふりの術を極めたおかげでいつもなんとかなっている。
会議の6時間前にメールに添付された回路図、会議で使うので見ておいてください・・・・って、85ページあったんだけど・・・・・それスラスラ読める人たちとミジンコちゃうから!。・゚・(ノД`)・゚・。
ミジンコ、ただの映画製作者を目指して留学したくせに、確実に成績優秀者になるためにフィルム学科と並行して元々得意だったコンピューター・サイエンス学部を選択したお調子者(-_-;)
ダブルメージャー(2学部専攻)でディーンズリスト(GPA(成績平均)3.75以上(4が最高)の人のリスト)に載らないことには映画会社からのオファーなんぞあるわけもないと思って必死だった。採用試験、全部落ちたけど・・・(;_;)
そのミジンコを落とした映画会社たちと今は仲良しに。今の趣味は「俺、落とされたんだよねぇ」とチクチクチクチク、そういう“見る目のない”会社の幹部たちに言うこと。
ともかく子供の頃から神童のように言われていた驚異的な学歴を持つ勉強モンスターたちと自分とでは元々の才能の差があるのは解ってはいる。最先端の半導体製品がなんでその仕組みで動くのかは理解できても、その製品の設計までできてしまう人たちは実は宇宙人だと思う。
周囲にいるのは華々しい経歴の人ばかり。ハーバードとかMITとかスタンフォードとか、そんなんばっかや・・・・・。PhDどころか世界有数の大学の教授職にありながら企業のエグゼクティブであるなんて人たちが珍しくもない世界。火の打ちどころが無いキャリアの持ち主たちを相手にする日々。
いつどこへ行っても自分が一番学歴が低いぜーーーー!ぎゃああああぁぁぁあああぁぁっ!(発狂)
それでも立場的にも、あと単純に周囲のミジンコへの対応を見ても、ミジンコが馬鹿にされているなんてことは微塵も感じない。むしろ米国でのビジネスでは随分と敬意を持って接してくれていることがほとんど。そうアジア系のミジンコ、白人が圧倒的多数を占める世界でもそれほど悪いポジションにはもういない。結果が全ての世界なんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけれど。
こういう立場になれた原動力はひとえに「白人にムカついたから!」というのは冗談のような本気の話。アメリカに住んでいて人種差別なんてそうは感じない。まるで過去の話のような気さえする。・・・・するんだが、ハイテク産業の幹部クラス、またその出資者たちの顔ぶれを見れば一目瞭然。アングロサクソン系やアイルランド系とかポーランド系とかルーツは異なるとはいえ、ハイテク産業に限らずどの産業界でも、基本的にその世界の高い地位は白人たちが圧倒的な多数派。これは今のアメリカ社会でもそう。
シリコンバレーに関して言うと、従業員としてのアジア系は少なくはない。理工系の優秀な学生にはアジア系やインド系が多数いるのでマネージメントクラスにまで昇格する有色人種は多いのだが、出資する側の人間に目を向けてみると今もって白人が圧倒的多数。ミジンコは台湾系アメリカ人やマレーシア系アメリカ人(全員、アメリカへの留学以降、アメリカに永住、その後帰化)のベンチャー・キャピタリストたち(ベンチャー企業に出資するVC(ベンチャー・キャピタル)のパートナーたち)と親交があるのだが彼等の所属するVCのパートナークラスの人種構成を見れば、彼等がいかに少数派か解る。
なんだかハリウッド映画みたいな現実とは乖離した人種構成が社会的地位が高い部分にはあるのだ。映画でも主人公とヒロインは大抵が白人で主要キャストも白人が多いけれど、実際のアメリカ社会の人種構成はどうだろう?あそこまで主要キャラが白人だけってことは先ずない。
本当は世界の主要プレーヤーは白人ばかりではないのだ。何百年か前にはそりゃ白人が多数を占める国家が力があったかもしれないが、今はもうそんな世界ではない。
ミジンコはこれといってこれだけは誰にも負けないという自分の才能を今まで一度も実感しないまま生きてきたが、日本人というよりかはアジア系の人間として是が非でも白人たちが多数を占める世界に食い込みたかった。ビジネスでも肉体的にも白人以上ということを示すことが生き甲斐とも言える。実際、今の自分の事業面でのポジションも身体能力も“ほとんど意地”で培った。
そして上に上がってみて解ったことは成功しているシリコンバレーの白人で人種差別を感じさせるような人々は皆無だったということ。むしろこの人たちは「なんてわけ隔ての無い考え方を持っているんだろう」と感動することがたびたびある。
それでも世界にはまだまだ人種差別がある。根拠のない優越感に浸りたい白人社会の愚か者たちがいつまで経っても有色人種が躍進することを好まない。今回のモナコ提案のクロマグロの件、白人社会の特にクロマグロ消費大国日本への蔑視が滲み出ていた。考え過ぎと思うなかれ、これこそが現実だ。
だから尚更のことそういう奴等の上に立ってやろうじゃないか!と思う。これが自分の原動力のひとつになっていることは否定しようもない。本当に日本人に生まれて良かった。日本人としてアメリカ社会に挑戦しなかったらここまで頑張れなかったかもしれない。
人に優劣はつけられないということは理解した上で敢えて言えば、ミジンコはシーシェパード代表ポール・ワトソン、逮捕されたアディ・ギル号の元船長ベスーン、卑劣な映画「ザ・コーヴ」を監督したルイ・シホヨスなどといった人間たちよりも社会的地位でも、ましてや白人の人種差別主義者がよくよりどころとする身体面の優位さ(要はアジア系よりも体格面で優位に立っていると思っているはず)にしても、正直、どの面を持ってしても・・・・・いや、これを言ったら彼等と同じ土俵に立ってしまうということか。
人種差別主義者は生まれながらにして人に優劣をつけるが、そんな優劣なんぞ存在しない。
人種差別主義者たちが与えた原動力で有色人種が次々と成功して指導者となっていく。この皮肉なサイクルをいつまで経ってもレイシストたちは理解しないんだよなぁ、ばーか!