何度も経験して困っていることがある。
い、いや、困っているってほどのことでもないんだけれど、毎度毎度スルーしていることが良いのか悪いのかって話なんだけどね。
日本だろうがアメリカであろうが、はたまた欧州であろうが、面談をした相手が外国の方の場合、最初の挨拶のときか最後の挨拶のときに日本語で挨拶をしていただくことがある。
面談相手の方々が日本人のミジンコと場を和ませるためのお気遣いということ。
勿論、会議での会話はずっと英語なのだけれど、日本語を母国語としない方が事前に勉強してきたであろう日本語を一言でも発すると場が和むのは確か。
その気遣いにこちらは恐縮するばかり。
でも、困ったことに・・・
日本語が超難解な言語であるということもあってか・・・
無茶苦茶な日本語が結構出てくるんだ・・・・・
別に日本語を間違うことをどうのこうのってことではナイことはご理解いただきたい。
外国人の方々が日本語を少しでも喋ろうと努力してくれたことはむしろ有難く感じる。
ただ・・・・・
ミジンコの中で「うわぁ~、この人、めっちゃアタマいいやん!」と会議中に感じた方が別れ際に「ほな!」とか言ってくると「ちょ!教えたヤツ出てこい!危うく世界的権威に向かってフキ出しそうになったじゃねーか!」と文句のひとつも言いたくなる。
たまに新聞や専門誌の記者が同席して、最後の握手で撮影なんてときもあって、そのときにこちらがフキ出すなんてわけには絶対にいかなくて凄く困る。
これはほんの一例で、他にも別れ際に「ハジメマシテ」と言われたり、これまた別れ際に「元気?」とか言われたり・・・・・。
毎度、笑いをこらえるのに苦労する。
想像して欲しい。個人で多くのIP(特許)を保有し、半導体産業に多大な貢献をした博士が、陽気に「ほな!」でっせ・・・・。
唇を噛みしめて笑うのを耐えたミジンコを褒めて欲しいくらいだ。
世界大学ランキング・ベスト5に入る大学の教授が「チョータイヘン!」とか、MEMS(微細加工技術)について語っているときに使ってくるんだよ・・・。いったいどこのギャルが教えたんだよ・・・。
外国の博士たちに妙な日本語を教える秘密結社の存在を疑い始めている今日この頃。
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