地球で一番恣意的なランキングがあった。なんと自分たち、つまりランキングを主催する組織と話し合いの場を持たないと最下位とするランキングだというのだ。
そのランキングを主催するのはグリーンピース。最下位とされたのは任天堂。
このランキング、まるでヤクザのたかりだ。要は話し合いだけではなく寄付をした企業はランキング上位に来るというのがバレバレ。
グリーンピースの「環境に優しい電機メーカー」、任天堂が最下位 1位はノキア(AFP)
さて記事の数ヶ所を抜粋してみると・・・・・
>半年に一度発表されるこのランキングでは、各社の製品の再生利用度、製品のエネルギー効率、有害化学物質の排除の度合いの3点について、電気製品を製造する世界の大手メーカー18社を評価している。
半年に一度発表(苦笑)
半年に一度くらい頻繁にやらないと寄付集め的には苦しいのだろうか?
家電メーカーたちもこんなたかり団体にまとわりつかれて気の毒に・・・・。
こんなこと言うまでもないが、ここで挙げられている3つの基準。あくまでもグリーンピースによる査定でしかないということは記しておきたい。勿論、専門家たちが見たらひっくり返るようないい加減さであろうという意味のイヤミだ。
>同団体で研究を行うイザ・クルシェフスカ(Iza Kruszewska)氏は、開発途上国などで電機製品ごみの回収業者がPVCケーブルに使用されている銅や、配線板に使われている金を回収しようとして製品を燃やす際に、毒性の非常に強いダイオキシンが発生すると警告している。
はぁ?世界有数の家電メーカーたちは、このグリーンピースの内部研究機関の言いなりにならないといけないのだろうか?
イザ・クルシェフスカなる研究者の意見は全て正しくて、ランキング上位になりたいならば企業はそれを信じろということになってしまう。この研究者の見解に一切の疑問の余地がないと言い切れるのだろうか?そんな馬鹿な。
まぁ、つっこみどころは山ほどあるが、とりあえず、この研究者イザ・クルシェフスカの見解にある「
毒性の非常に強いダイオキシン」を説明してもらわないことには企業もどうしようもないのではないだろうか?
詳しい方ならもうピンときたことだろう。まぁ、言葉のマジックと言うべきか、恐怖を煽ればいいと勘違いしている者が多いと言うべきか、なんで自称・研究者は結論が出ていないテーマを断定的に話すのか。
ダイオキシンの毒性についてはまだ議論中である中で、一応は研究者と名乗る者が「
毒性の非常に強いダイオキシン」と言ってしまっているのである。だったらその「
毒性の非常に強いダイオキシン」の存在を証明してからの話だろうに。ダイオキシンの毒性を疑問視する研究者、研究機関が数多く存在する中で、この研究者はなにを根拠にダイオキシンは人体に有害だと断定したのだろう?しかもその推論、もしくは妄想に基づいて企業は格付けされてしまのだからたまったもんじゃない。
>同氏は最下位の任天堂について、対象18社中で「グリーンピースとの対話に一切応じていない唯一の企業だ」と述べた。任天堂は直接の談話は発表してはいないが、自社で独自にCSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)に関する報告書を作成し、ウェブサイト上で公開している。
なんだこりゃ(苦笑)
要は任天堂に相手にされていないからって任天堂の企業努力はまったく考慮に入れずに最下位に決定したということじゃないか。いったいどんだけ適当なランキングなんだよ!
これじゃ、どっかの痛いヤツが「自分の好きな人ランキング」なんてことをやっているのと変わらない。
グリーンピースも相変わらずグリーンピースだ。
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