荒井聡国家戦略相(64)=衆院北海道3区=の関連政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(昨年解散)が、東京都府中市のマンションの知人宅を「主たる事務所」として総務省に届け、2008年までの6年間で経常経費計4224万円の支出を報告していたことが9日分かった。この部屋に住む男性は「家賃はもらっていない」としている。
荒井氏は9日朝、取材に対し「不正な経理は一切ない。後で機会があれば説明する」と話した。(以降省略)
ソース元: 日本経済新聞
さっそく出たか。今後もマスコミは握っている情報を小出しに出していくのだろうか?法的に問題がなかろうが政治家、閣僚としてこんなことが問題が無いわけがないわけで、入閣してからこうやって報道するマスコミの姿勢もどうかと思う。菅直人が事前にこのことを知っていれば果たして荒井聡を国家戦略相という要職に就けたかどうかはなはだ疑問だ。
ともかく民主党としてはこの件は“問題がない”らしい。そういう党なので別に驚きもしないが。
細野豪志次期幹事長代理も仙谷由人官房長官もそのような見解を既に示している。これは常識を兼ね備えた社会人にしてみれば大問題だと思うのだが、民主党では問題ないことのようだ。そう政府が言っているのだから、今後の日本は脱税もペーパーカンパニーも架空のナントカってやらも容認するということか?うまいことやればOKと政府が言ってしまうのは身も蓋もないな。
国家戦略を立案しようって機関のトップが自身の戦略でつまずいているわけなのだが日本は大丈夫だろうか?
ちなみに同じような政治団体の事務所費では、顔に絆創膏で
安倍元総理を頓死させかかった自民党の赤城徳彦元農相が、自身の政治団体が親族宅を主たる事務所と届け出て、10年間で約9,000万円の経費を計上していたことが発覚、2007年8月に辞任している。民主党では問題ないらしいが、そういうことを荒井聡国家戦略相という閣僚はやってしまったわけなのである。本当に問題がないことだろうか?
[34回]
PR