蓮舫行政刷新担当相は15日午前の閣議後の記者会見で、探査機「はやぶさ」の帰還を「偉業は国民全員が誇るべきもの。世界に向かって大きな発信をした」と絶賛した。
昨年11月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定している。このことについて、蓮舫氏は「
仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。
ソース元:
Yahoo!ニュース 時事通信
蓮舫行政刷新担当相はさらっと発言しているが、これは仕分け作業の是非を考える上で重大な発言だ。
これはもう散々報道されていることなので皆さんもご存知かと思うけれど、要は麻生政権のときにあった17億円の「今後のはやぶさ(2号機)」の予算が鳩山政権では5,000万円、そして仕分け作業では3,000万円にまで削減を提案されたことを受けての今回の蓮舫行政刷新担当相の見解。なんでも菅直人首相もはやぶさ帰還成功を受けて、いやどっちかっていうと国民の反響を知った後でか、ともかくはやぶさ予算に前向きになっているとか。
じゃあ、仕分け作業ってやつはなんだったのか?
結局のところ、仕分け人たちが不勉強、いやもっと具体的に言えば、その事業の将来性や展望を理解する努力を怠ったか、もしくは理解する能力が無いものが仕分け人をしていたということではないだろうか?仕分け作業がよくパフォーマンスとして捉えられているのはまんざら事実誤認ではないということだ。
「
仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。」と簡単に蓮舫行政刷新担当相は言ってしまったが、それでは予算が大幅に削減されてすぐにでも取りかからなくてはならない次期計画を推進するにも先立つものが今はない状態のはやぶさ計画の立場はどうなってしまうのか?
(*時期はやぶさはすぐにでも計画を更に進めて来年をメドに本格的に打ち上げを含めた計画を開始しなければならない。2号機の打ち上げは2014~2015年にしないと次のチャンスは10年以上先。詳しくは→
はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず(Yomiuri Online))
これは仕分け人の覚悟の問題だ。例えば、はやぶさ計画を停止させた仕分け人たちは100年後の人類に馬鹿だアホだと罵られるかもしれないが十数億円の税金を確保(節約とは思わない)したことになる。そういう歴史的な愚者として記される覚悟を持った上での仕分け人であって欲しい。大変な役目なのだ、簡単にできる職務ではない。
なにからなにまで軽いんだよ、民主党政権は!「はやぶさ」がなんなのかを勉強もしないで仕分けしただろう!白状しろ!というのがミジンコの率直な感想。
仕分け人たちは認めないだろうがそういうことだろうに。
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