蓮舫行政刷新担当相は17日、産経新聞などのインタビューで「(日本が)科学技術の分野で一番を目指す。あるいは他の分野でも一番を目指すのは当然だ」と述べた。昨年の行政刷新会議の事業仕分けで、次世代スーパーコンピューター開発に関し「2位ではだめか」とした自らの発言を修正した格好だ。
蓮舫氏の発言をめぐっては野党が国会で追及したが、蓮舫氏は
「発言の一部を切り取って指摘をされるが、事業仕分けは私の一言だけがすべてではない。事業仕分けは事業の手段が適切かどうかを問うのであり、指摘はまったくあたらない」と反論した。
自民党が「いちばん。」のキャッチフレーズをポスターや参院選マニフェスト(政権公約)に使用していることについては、「どうぞご自由にということ」と述べた。
ソース元:
Yahoo!ニュース 産経新聞
何回かこのニュースを読んだのだけれど、いまいちピンと来ないというか・・・・・。あまりの蓮舫行政刷新担当相の変わり身の速さにどうひいき目に解釈しても発言が理解できない。
蓮舫行政刷新担当相の言う
「発言の一部を切り取って指摘をされるが、事業仕分けは私の一言だけがすべてではない。事業仕分けは事業の手段が適切かどうかを問うのであり、指摘はまったくあたらない」が何度読んでも理解できない。手段が適切かどうかを問う場で「2番ではダメなのか?」と質問した上で、本来は科学技術のみならず他の分野でも1番を目指すのが当然という考えらしい。1つの意見の中に二つの結論が混在している。
結局のところ、その場その場で意見を変えるってことなのだろう。そう素直に言ってくれた方が既にシンガポールに富士通を取られた日本人としてはまだ怒りが和らぐのではないだろうか?(参考記事:
富士通・シンガポール 次世代スパコン 共同で開発へ 2010/01/20 (Wed)の当ブログの記事)
今更、結局は一番を目指すべきと言われたところで後の祭りなのだから。
政治家の発言ってもっと重いものだと思っていたのだが、民主党議員の発言は声が聴こえてから半年くらいは様子を見て解釈した方が良いようだ。「2番じゃダメなんですか?」と言われたら、「この人は我々に一番を目指すべきだ!」と理解するべきだったようだし、「トラストミー」と言われたら「嘘だよ~ん♪」と解釈しないとならないのだ。面倒くさい世の中になったものだ。
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