ススメ~、ススメ~、ボコス~カ~♪
ミジンコにとって未来に残したい唄の筆頭株が「ボコスカウォーズの唄」、そうファミコンゲーム「ボコスカウォーズ」のプレイ中に延々と流れる音楽。それに歌詞もついていて、日本最高の迷曲(誤字じゃありません)。
正直言って歌詞は冒頭しか知らないけれど、何十年経っても口ずさんでしまう唄なのだ。
確かボコスカウォーズのゲームデザイナーの方がラショーさんというお名前で、その後、パソコン用のゲームをたった一人で製作されていて、それが結構ミジンコのツボにハマる面白さだった。悪の組織と戦うために馬を育てる競馬ゲームとか、妖精との触れ合い(?)のゲームとか、一味違うゲームを数々リリースされていたと記憶している。ラショーさん、お元気でしょうか?
本日、三宿の黒い馬鹿こと、そこそこ人気のダイニングバー経営者のヒゲが主催のハイキングが開催された。なんでも年に4回はアウトドアの企画をやっているとか。その内、1、2回をミジンコは補助要員として強制参加させられている。半日あまりもダメな大人たちのお守りをして報酬がビール数杯とか、有り得ないことなのだが、ヒゲが涙目で「だぢげでぐで~~」とお願いしてくるので仕方なく参加している状況。前回の川下りで死者でも出ていればもうこんなことも無かったのだが・・・・・・。(注: ミジンコはワガママで体力のない中年たちと動くことが大嫌い・・・・とか言えるわけないじゃないですか、アッハッハー)
とにかく毎度恐ろしいのは、ヒゲとミジンコしかアウトドアに精通した者がいない中で20名前後で動くこと。一人で10名の動きを把握しないとならない計算になる。む、無理があり過ぎる・・・・ということで、いつも超無難なところにしか行かない。今回は近場で鎌倉散策。さすがにラクな道程過ぎて事故の可能性は低い。ヒゲもそういうところはよく考えている。
でもって、この会でも、「ドキドキ」が大好きなミジンコとしては前々から「三宿ドキドキ探検隊」のと名付けろ、コノヤロウ!とヒゲにオファーしていたら、「いいよ~」と二つ返事で了承されてしまった。もっと抵抗しろよ、ヒゲ!ヒゲの会への愛着の無さが窺えた・・・・。ヒゲ、疲れているだろ?w
鎌倉に現地集合組と都内から相乗りクルマ組とがあって、ミジンコがヒゲの2台目のクルマであるナントカカントカ(ごめん、なんだっけ、あのクルマ・・・・)というデカいワゴンを運転して、都内2ヶ所の指定の場所に隊員たち(強制加入)をピックアップしに行くことに。で、なぜか助手席にはハウスキーパー2号。ヒゲの誘いを断り切れなかったらしい。ミジ妻なんて「前回がつまんなかったから行かない!」と日本人ではなかなか言えないような断り方をしていたというのに。
大体このピックアップをしている段階でもう10時過ぎ、鎌倉に着くのは12時頃となるわけでスタートが遅すぎるハイキングだ。皆が皆やる気がないw
更に別行動で同じくピックアップをしているヒゲから電話が「〇〇さん、迎えに行ったら寝てた(涙)」と。大体、ヒゲの知り合いたちはミジンコも共通の友人ということは棚に上げて言わせてもらえれば土曜日の午前中に起きている人間なんて滅多にいないのだ。土曜日の朝、カリフォルニア時間(あっちは金曜の夜、つまり週の〆のとき)に合わせて電話会議をするミジンコってなんて健康的なんだ!と自画自賛。
基本、ほとんど三宿界隈に住んでいる方々が参加の会なのだけれど、ミジンコがなんでか迎えに行けと指定された場所はクルマで十数分走った場所。1ヶ所目に迎えに行った場所の人はヒゲの店の常連さんで前々からの友人なのだけれど、2ヶ所目は紙に書かれた氏名を見ても「知らない人」だった。ヒゲの友人だと思ったのでそれほど疑問にも思っていなかったのだけれど、迎えに行ったら爽やかな青年とその隣にヲタモデル。「氏名」はヲタモデルの同棲相手のだったのか・・・・。ってかヲタモデル、おまえ、前の男と別れてたのか!
最近、ヲタモデルに色々ムカついて無視し続けていたので共通の友人のヒゲが気を使ったのか、それともなんにも考えていなかったのか、たぶん後者だろうなと思いつつ・・・・・
ミジンコ「俺のクルマに乗るんじゃねー、このブス!」
ヲタモデル「うっさい!こんなイイオンナが乗ってやるんだから先ずはアンタがこっち来てドアを開けな!」
先に乗ってたミジンコの友人「フランクフルトうめぇ」(←コンビニで買ってきて食ってた)
ハウスキーパー2号「みんな大人になって!」
ヲタモデルの彼氏「ども~、ミジンコさん、ご無沙汰しております~~~」(←テレビ局関係者、ノリがケセランパサランよりも軽い)
・・・・とまぁ、どこにでもある日常会話でまとめてとにかく遅刻確定ながらも鎌倉に向かった。
鎌倉までの車中、ヒゲのワゴンは乗り心地が悪いということが満場一致で可決。慰謝料としてヒゲの店のピザ5枚分と決定した。ヒゲの上告は前もって棄却された。
ミジンコのドライビングテクニックを持ってしても、タイヤもサスも8日目のカゲロウのような状態ではどうにもならない。変なところをケチるんじゃねぇ、ヒゲヤロウが!
結局、鎌倉に全員が集合したのが1時半。大通りやら、ちょっとだけ頑張って大仏などを観に行く。ミジンコ、何回行ったかわかんないくらい行っている場所なんだが・・・・(-_-;)
とにかく蒸し暑くて、背中に自分用のハイドレーション(水が何リットルも入るパック)を担ぎつつ、ショルダーバックにノドが乾いた人用に500mlのドリンクを10本ほど。水補給だけは怠らないようにね♪ってそこらじゅうに自販機があるわっ!ヽ(`Д´#)ノ
鎌倉の中心街から大仏や銭洗い弁天まではそうとうきつい坂ばかりでかなりきつい。そこでミジンコが「ススメ~、ススメ~、ボコス~カ~♪」と冒頭で話した唄を口ずさむと、真性ヲタのヲタモデルがハモろうとしてくるので横っ腹に突き。すぐさまヲタモデルがミジンコにアッガイパンチ。それを見ていた彼氏が「そんなことするんだ・・・」とヲタモデルに驚く。ヲタモデル、いつものごとく自分の変人っぷりを男に隠していた模様。
「その唄知ってます!」とヒゲの店の常連客の女性。年齢が24歳なのでファミコンのボコスカウォーズは知らないけれど、唄は知っているとのこと。よくあることなのだが若い人たちにミジンコが昔製作に参加したゲーム名を訊かれて、それに答えると感動される。なんでや、みんな生まれていないか、生まれていたとしても小学生の低学年以下だったろうに。
ネットがこれだけ普及して情報が溢れていると年齢の垣根が無くなっているような。ボコスカウォーズを知らない隊員たちも含めて「ススメ~、ススメ~、ボコス~カ~♪」をリピート。超厳しい坂道を全員無事に越えた。ボコスカの唄は偉大だ。
これは歌詞を全部覚えておかねばならないな。外で口ずさんでもJASRACが出てきそうで恐ろしいのがこの日本だが。
鎌倉の馴染みのカフェに団体予約をしておいたら、普段はメニューにないはずのスペシャルなカキ氷が出てきて一同感動。蒸し暑くてみんな汗だくだったので店内で氷を食べて幽体離脱から戻ってくる人多数。そんな中、妙にミジンコとヒゲとヲタモデルだけ元気。ふと「馬鹿は元気なのか・・・」と思ってしまったが負けた気分になったので声には出さなかった。
[4回]
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