どうにも納得がいかない民主党議員の「辞職そして出馬」について。
なにかの不祥事を起こして議員辞職した後に有権者の信を問うというのならばまだ理解できる部分もあるのだが、単純に参議院選挙に出馬するために衆議院議員を辞職するという議員がいるのだ。議員を1年も経たずに辞めて再出馬する必要があるのだろうか?
民主・河上氏が辞職願(msn 産経ニュース)
民主党の河上満栄衆院議員(比例近畿ブロック)は11日、横路孝弘衆院議長に辞職願を提出した。14日の本会議で許可される見通し。河上氏は昨年の衆院選で初当選。改選数2以上の参院選選挙区に複数候補を擁立する小沢一郎前幹事長の方針に基づき、京都選挙区からの立候補が決まっている。近畿ブロックの民主党名簿掲載者は全員当選したため河上氏辞職に伴う繰り上げはなく、同党衆院議員は1人減り、衆院全体でも欠員1となる。
衆議院議員という職務は代議士とも呼ぶ。有権者たちの代弁者として国政を担う立場なのだ。
それをこういう理由で辞職することは有権者をないがしろにしている。参院選挙で擁立する候補者確保のために衆議院議員を辞めさせても支障がないほど政治家は余っているということか。さっさと議席数の大幅減を実現してもらいたいものだ。今回の件は国会に今ほど多くの議席など必要がないことの証明になっている。
ましてや、この河上(元)議員。↓こういう批判も出ているのだ。
人気AV嬢もビックリ?小沢ガールズ“日当460万円”(zakzak)
衆院事務局によると、河上氏は4月6日の衆院本会議に出席後、4月8日~5月31日に開かれた計14回の本会議をすべて欠席。また、所属する委員会でも、農林水産委は4~5月に計10回開かれたが、出席は4月6日だけ。4月に2回開かれた消費者問題特別委も1日だけ出席した。
4~5月に河上氏に支払われたのは、歳費(月額129万7000円)と文書通信交通滞在費(月額100万円)の計約460万円。参院選出馬に伴い月内に辞職したとしても、6月分約230万円と、6月末支給の期末手当(ボーナス)272万6942円も満額支給されるという。
河上氏のブログなどによると、河上氏は殺人罪の公訴時効の廃止などを盛った刑事訴訟法の改正案を衆院本会議で可決した4月27日には、京都市北区でビラを配布していた。
明治大学の高木勝教授は「給料の満額支給には合理性がない。本業である会議を欠席して選挙運動をしていたとすれば、民間企業なら営業時間中に転職活動をするような話で、絶対に許されない。まして、国会議員は税金をもらう立場。二重におかしい。少なくとも、減額支給にすべきだ」と一刀両断した。
特別委員会に1日出席のみなのでzakzakは日当460万円と表現したのだろう。あながち間違った言い方ではない。
なんというか、国会議員ってなんなんだろうなと思わせる件だ。選挙のために国会議員が必要ということになってしまっている。そんな国会議員は要らない。
これじゃ国会議員は納税者にたかる寄生虫のようなものだ。
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