参院選福井選挙区の立候補者応援のため民主党代表の菅直人首相の夫人、伸子さんが4日、福井市中央の西武福井店前で街頭演説を行った。
伸子さんは、支持者を前に「(相手候補を)猛追している」候補者の応援にきたとし、「
昨年、民主党に期待を込めて入れてくださった。政権交代したが政権党に慣れていない。まだ9カ月、何もできないからってもとに戻さないでください。続けさせてください。“仕込み”が不発のままにきている。政策を実現するには時間がかかる」と民主党への理解を求めた。
また候補者について「未来を担う候補者。もうしばらくやらせてもらうには彼に出てきてもらわないといけない」と強調し、「民主党は“仮設住宅”かもしれない。住みやすいようにするのは次の世代の若手です」と支持を呼びかけた。
ソース元:
msn 産経ニュース
これには少しイラッとした。民主党に期待して裏切られた有権者は、ミジンコよりももっとイラッとするのではないだろうか?
なにかの約束をした相手から約束を反故にされた後で開き直られるというのは最悪な展開だ。それを民主党はやっている。そもそも「
慣れていない」はプロフェッショナルな仕事をすべき立場の者の言い訳としては最低最悪な部類だ。
今の日本は、慣れていない、仕込みを不発させ続けるような与党に任せている場合ではないのだ。刻一刻と日本の国際的な立場は弱くなりまるでフェードアウトしているかのようだ。経済政策がほとんどなにも行われなかったこの1年で取り返しがつかないほど日本経済は崩壊しているというのに、この首相夫人は“まだ国民は耐えるべきだ”とシレっと演説したのだ。日本人はとっくにもう限界だろうに。この1年、民主党主体の「国民が萎えるニュース」がいったいどれだけあったのか、この首相夫人は見えていないのだろうか?わざわざ国民の義務を果たしている人々の神経を逆撫でするような演説をすることはないのに。
まぁ、この首相夫人は深く考えて演説しているとは思えないが、数字にウルサイことを自負しているミジンコとしては一点どうしても指摘しておきたいことがある。
首相夫人は具体的に民主党が政権を獲ってからの「9ヶ月」を挙げて、「9ヶ月でなにもできない」ことは許容すべきと論じている。なんの根拠があって9ヶ月は国民が我慢すべき期間なのかの説明はなし。9ヶ月は短いという意味なのだろう。
では問いたい。「
政策を実現するには時間がかかる」と主張するのならば、どこまで国民は耐えれば政策は実現するのだろうか?12ヶ月耐えれば政策は実現するのだろうか?20ヶ月だろうか?9ヶ月が短いとするのならば、どの程度が短く、どの程度が政権から降りるべき期限切れなのだろうか?そういう数字を出さないままに、ただひたすら「“まだ”9ヶ月」とすることがおかしいのだ。ミジンコには、数百人からなる政治家たちが数千人からのスタッフ、数万人の官僚、数十万人の公務員を使って9ヶ月でなにもできないことは異常事態だと感じる。そんな愚鈍な組織があってたまるか!という気持ちにはなる。
そもそも時間が経過していくと高速道路の無料化が実現するのだろうか?子ども手当てを26,000円にしても財政破綻を起こさない日本となるのだろうか?
時間が経てば経つほど日本がボロボロになっているようにしか見えない今の状況で本当に「待つ」ことでなにかが起きるとは到底思えない。
「
まだ9カ月、何もできないからってもとに戻さないでください。続けさせてください。」
この9ヶ月の民主党を見て、この言葉を皆さんはどう捉えるだろうか?
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