ちと何十店目かわかんなくなってきた個人経営店のお手伝い。周囲には「またか!」と言われつつも、もう病気みたいなもんで止められない。そうは言ってもその「またか!」とミジンコの身を心配する人々も実はミジンコの行動自体は応援してくれている。大手チェーン店がブイブイいわせる中で個人経営の店舗が駆逐されないどころか、むしろその繁華街のリーダーシップを執るような状況は痛快なのだから。
いつものように宿題としていくつかミジンコがデザインするために必要な情報を提供してくれるように頼んだ。その対応が迅速だった。全て翌日には用意していたのでこちらも全力+20%増しくらいで取り組んでやろうじゃないかという気になった。
どの店のも全力ではやっているが、実際には素材提供が2ヶ月先なんてこともあり、そんなに余裕があるんだか状況認識ができていないんだかならば今後の付き合いは難しいと継続的に支援することは断ったこともある。自分で言うのもなんだが店側が一切なんの金銭的な負担をしないまま、世界的な着グルミニストに手伝ってもらうなんて宝くじ当選級の確率だと思うのだが、「テキトーに開業した店はテキトーに助けてもらえると思いテキトーな経営でテキトーに経営難となる不変の法則」がある。
その店が繁盛したらいつものごとく消え去る旨も事前に伝える。正直、(更に困っている店の)後がつかえているというのと、その店の客層的に着グルミじゃ来店し辛い。まぁ、本音を言えば毎度毎度影ながら手伝った店が繁盛してからの別れ(本当にオーナーたちと疎遠になるわけじゃないけどそんな何十店舗も通えない!)はちょっと寂しいときもある。でも「シェーン(古すぎ?)みたいにやることやって去る俺カッコイイ!」と思う今日この頃。この頃っていうかずっとだけど。
先日、その店で、東小金井ドキドキ探検隊に“参加させてあげてもいいんだからね!(ツンデレ風)”というまさに本日トライアスロンにチャレンジした青年の存在と、もう1名、“庭にクマが出た”というイカス女性客の存在が気になる。本当にクマが出たらしいのだが嘘だったら針ではなくハリセンボンを千匹、彼女の家に届ける所存。ちゃんと池でも掘って飼ってもらいたい。
ともかくちょっと気合いを入れて色々とデザインをぶちかまして、調理と接客はベテランだが経営はまだまだ勉強中の若い経営者にノウハウを伝授せねばならぬ。大成功してミジンコよりも偉くなっちゃったら怒るけど。まぁ、色々とミジンコが携わった店の事例を伝えて不安を煽ってしまったが、その店の若者は見込みがある。経営は宿題をすぐやるヤツが成功する。これは断言できる。いつもそうだから。
ちなみにその若きオーナー、宿題にちゃんと「3-A」とかクラス名を書いていた。
小ネタが解る子、先生好きだぞう!ヽ(°▽、°)ノ
[8回]
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