お盆前に「そりゃそうだろうな」と思いつつも日本の“使っていいはずなのだがなかなか使えない”でお馴染みの有給休暇について考えさせられる情報を知った。
有給使い切る国の1位はフランス、日本は最下位(ロイター)
一部抜粋:
ロイターと調査会社イプソスが有給休暇を使い切る労働者の割合を国別で調査した結果、フランスが89%でトップ、日本が33%で最下位であることが分かった。
調査は24カ国の約1万2500人を対象に実施。フランスに続き、アルゼンチンが80%、ハンガリーが78%、英国が77%と高かった一方、日本のほか、南アフリカとオーストラリアが47%、韓国が53%と低かった。
日本の労働者は、33%しか有給休暇を使い切っていないのか・・・・と言っても別に驚きもしない。そんなもんだろうなというのが率直な感想。この「驚けないこと」が問題なのだろう。でもさぁ、日本人のほとんどは有給を使い切らないでいる人が多いことを驚かないと思うんだよなぁ~・・・。う~ん、勤勉さがそのままイコールとして「有給を消化しない」にはならないわけで、本来は日本人も当然の権利であるはずの有給を取って良いはずなのだ。でもそんな簡単な話ではないことは自分だって有給を消化しなかった従業員だった身なのでよく解る。
それにしても今の日本人の置かれた立場は悲惨過ぎると思う。もっと貧しい国の労働者の方がストレスを溜めていないどころか休みを満喫しているとミジンコは感じている。
政府は「働いた者が負け」と言わんばかりの政策を次々と打ち出しているし、疲弊した企業たちは海外に活路を見出し中。国内で積極的に採用を進める企業も蓋を開けてみれば外国語のできる外国籍の従業員獲得に躍起になっているケースが多い。
そりゃこんな状況で有給を取れっていう方が無理がある。こちらも経営者としてなんとか稼がねばと有給以前に休暇をほとんど取らずに働いてきたが国内情勢は悪化の一途、じっと手を見る。
有給をガンガン取っても会社の業績が上がっていれば妙な罪悪感なんぞ感じる必要もないはずなのだ。だからこそ景気を良くして元気の良い企業を増やしていかなければならない。し、しかし、この円高・・・・・。なにやっとんじゃ、ドアホウ政府は!
国別の割合は以下のとおり。
- フランス 89%
- アルゼンチン 80%
- ハンガリー 78%
- 英国 77%
- スペイン 77%
- サウジアラビア 76%
- ドイツ 75%
- ベルギー 74%
- トルコ 74%
- インドネシア 70%
- メキシコ 67%
- ロシア 67%
- イタリア 66%
- ポーランド 66%
- 中国 65%
- スウェーデン 63%
- ブラジル 59%
- インド 59%
- カナダ 58%
- 米国 57%
- 韓国 53%
- オーストラリア 47%
- 南アフリカ 47%
- 日本 33%
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