今でも信じ難いことだけれど、鳩山由紀夫は日本の首相だったことがあるのだ。日本人にとっては悪夢のような出来事だった。
鳩山由紀夫が時期衆院選には出馬しない旨の発言をした際には心底ホッとしたものだ。頼むからもう表舞台に出てきて日本を滅茶苦茶にしないでくれという思いが強かったから。しかしながら状況は皆さんもご存知のとおり。鳩山由紀夫は引っ込むどころか相変わらずの“役立たずっぷり”を披露している。日本でしょっちゅうあの顔を見るはめになる日本の皆さんには同情する。
鳩山由紀夫の発言にいちいち耳を疑っても仕方のないこととは思いつつも今回のまさにルーピーな言動には驚いた。
【民主党代表選・激突】「だまされる悔しさ味わった」怒り心頭の鳩 軽井沢研修会を再現(msn 産経ニュース)
一部抜粋:
鳩山は菅への怒りをぶちまけた。
「小沢さんはポストの要求をしていなかった。(8月30日夜の菅との会談で)『丸く収めましょう』と言って帰ったら、
翌朝に菅さんは違うことを言うんだ。裏切られた。だまされる悔しさを味わった」
鳩山にしては珍しくクリアな物言いだった。
なんだと・・・・?(-_-)
翌朝どころか毎朝昨晩言っていたことを反故にしていた男はどうも騙されることの悔しさを知らなかったらしい。なるほどここまで人の痛みが解らない人生を歩んでいたからこその今の鳩山由紀夫なのかもしれない。つまり、この男には「裏切り」や「騙す」ということに関しての理解が全く足りていなかったが故に民主党のマニフェストを信じた人々も沖縄県民もオバマ大統領もなんで怒っていたのか理解していなかったというわけか。よくぞこんな感性で首相を務めようとしたものだ。
それにしても鳩山由紀夫の口から「裏切られた」や「騙される悔しさを味わった」などという台詞を聞くとイラッとくるなんてもんじゃない。まさに「おまえが言うな!」の最低最悪な事例だ。
鳩山由紀夫は最近やけにメディアへの露出がまた増えたが、菅直人と小沢一郎に対しての調停役としても「なんでおまえが出てくんの?」といった印象しかない。まさに馬鹿丸出しだった。なにもできないのにできると信じてしゃしゃり出てきたものの結局結果はなにも無し。そしてハトがマメ鉄砲食らったような顔をするってのが毎度のパターンになっている。
親からおこずかいをもらって政治家をやっていたという事実だけで政治生命が断たれていてもおかしくないはずなのだ。鳩山由紀夫は、なんとか周囲の擁護と“自分で稼いだわけではない莫大な資産”のおかげででかろうじて政治家を続けられている自分の立ち位置を全く理解していないようだ。
[21回]
PR