自称・ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の影響のようで、和歌山県太地町では、クジラとイルカ漁が解禁になった9/1以降、反捕鯨を訴える欧米の活動家らが連日なにかしらの迷惑行為を行っているらしい。
外国を訪れて、その現地の伝統漁ならび食文化に難癖をつけてあろうことか妨害活動までする人間の傲慢さには呆れ果てる。
反捕鯨家到着で連日ピリピリ 「ザ・コーヴ」の太地町(中日新聞)
一部抜粋:
欧米からの活動家らのほとんどは、ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」に触発されたようだ。米国ロサンゼルスの会社社長、リチャード・ロンドンさん(59)は
「米国人も奴隷制を文化だと思っていた時代があった。イルカ漁も悪い文化だからやめてほしい」と話し、漁の様子を撮影。映像はインターネットで流し、実態を世界に訴えるという。
イルカ漁と奴隷制と比較している時点で自己の差別主義を認識できないところがこのリチャード・ロンドンなる男の大問題点だろう。
つまり彼にとっては過去に奴隷として酷い仕打ちを受けた黒人たちはイルカと同格なのだ。これは言い過ぎだろうか?いやミジンコは正直そうは思わない。いい加減自分もアメリカ生活が長いのでよく解ることがあるのだ。こういう男は結局のところいくら黒人(もしくは有色人種)に親切にしたところで、自分のほうが上位の種であるとでも勘違いしているかのような優越感に浸っている節がある。要は、「下等動物にも優しい自分はいい人間だ」とでも思っているってこと。本来、他者を差別していなければ、そんな優越感なんぞ生まれるわけがない。そこが危険なのだ。
こういう自分では良いことをしていると信じ切っている馬鹿の無意識の差別ほどやっかいなものはない。
本当に迷惑している太地町の人々、そして日本人への差別意識が無いのならば、漁、すなわち生活のかかっている仕事をしている人々の生きる権利を奪おうなどと考えるはずもないのだ。これはアザラシ漁を残酷だと散々批判してその漁に従事していた人々の生きる糧を奪ったポール・マッカートニー元夫妻に通じる傲慢さを感じる。ちなみにシーシェパードのポール・ワトソンも資金集めのためにアザラシ漁批判を展開していた過去がある。
勝手な主観で「残虐だ」と定義づけして何百年も続いている漁に猛烈なバッシングを加える自称・動物愛護団体のイカレポンチたちの方が学ぶことを放棄したが故の無知さによる残酷さを見せる。こういう自分の主義主張のみが通れば世界が平和になるとでも思っているクレイジーな活動家たちは、漁師たちから漁を奪ってどうするというのか?漁村から漁を奪い去った後になにが残ると考えるのだろうか?まぁ、なにも考えていないのだろう。要は彼等は自分たちが満足すれば良いという考え方なのだから。
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