実は自分へのご褒美として、いつも決めている「慣わし」がある。
日本へ戻るとき、アメリカでの出国空港ではジャンクフードをモリモリ食べること。カロリーなんて気にしない、一人前どころか三人前くらいを注文バクバク食べて、注文数が多いので料金も笑っちゃうほど高くなり(昼飯なのに40ドル超え)、それに比例してチップもはずむ。
機内食は、座席によっては温めたパンが出たり、寿司が出たりするが、基本的にはどの航空会社でもマズいので余り食べないミジンコ。空港での腹ごしらえは結構大事なこと。
とにかく、ジャンキーな食べ物を食べる、食べる、食べる。
正直、自分の年齢の限界を超えたアホみたいに過酷な体力作りと、息つく暇がない仕事の連続にウンザリしている日々なので、たま~には、人目も気にせずテーブルにドカドカと並ぶジャンクフードをワシャワシャと食べる自分でいないと精神のバランスが保てないといったところ。その時ばかりは自分のコンディション作りにワガママでいたい。
アメリカを発つときの空港によるが、サンフランシスコだろうが、ロスだろうが、JFKだろうが、オヘア(シカゴ)だろうが、ミジンコが注文する定番である「フレンチトースト」「ブリトー」「ヨーグルトパフェ」「バーガー」はある。
カラダには悪かろうし、メタボ一直線の食べ物を食べて「やったー!食ってやったぞー!」とするのが好き。
あちらのフレンチトーストはパン一斤くらいの大きさのブレッドを4~5枚にスライスして、コップ1杯くらいある蜂蜜をかけて、カリカリのベーコンと一緒に食べる。激しく旨い。
これだけで満腹になる量。隣の初老のご婦人がミジンコよりも早く食べ終わってたりしてアメリカの底力を感じる。
正直、アメリカンサイズのフレンチトースト屋が日本ではないものだろうか?と探しているところ。1軒、某有名ホテル内のレストランにあるのだが、それはアメリカに本部がある店の直営店であって、ホテルに宿泊しているアメリカ人のお客さんをかなり意識している模様。
正直、人生で言われると疲れるほど「(何十店舗ものサポートをしているので)自分で飲食店を経営すればいいのに」と言われるのだが、全く興味なし。客商売が嫌いなのと、自分がプロデュースやらデザインを頼まれた店の仕入れ情報を見ると、とても日本では「採算の合うミジンコが好きなフレンチトースト」をお客様にお出しするということが難しいというのが実は大きな理由だったりする。今、小麦高いしね・・・(-_-;)
アメリカのお皿に載って出てくるブリトーの巨大さをご存知だろうか?そう、そこのあなたの二の腕よりも太い!(当社比)
ミジンコは「スプリーモ・ブリトー」や「マヤ・ブリトー」という豆が沢山入っているブロトーが好き。アメリカのなんだかわからないデカい豆とチーズがとても合うと思う。
フレンチトーストでおなかいっぱいでも余裕でいけるおいしさ。アメリカは本当にジャンキーな食べ物に関しては中毒性があると思う。
ちなみにミジンコ、基本的に余り食べ残さない主義ではあるのだが、この空港での自分へのご褒美タイムだけは、結構、サイドの添え物などは残す。なんだかピクルスとかでおなかいっぱいになるのが悔しい気がするから。
そういえば、こういう巨大なブリトーも日本では見かけない。日本人の胃が小さいのは確かだと思うのだが、食べられない大きさではないと思う。
コーンフレークと果物満載のヨーグルトも食べる。これも巨大なやつ。日本のOLは恐らくこれ1個でお昼として済ましてしまうと思う。
「頑張れビフィズス菌!」と心で叫びながら食べる。
たぶん、この日本のLサイズのカップくらいの大きさに入ったヨーグルトパフェだけでカロリーが700kcalくらいはあると思われる・・・が、関係なく食べる。だってアメリカ人、みんな食っているし♪・・・・だから、いま、3人に1人が肥満な社会なのかも・・・・・。
そもそも、アメリカの肥満の基準って日本よりも緩いので、あっちの肥満は本当に健康が懸念されるほどの肥満。
そ、それが人口の1/3でっせ・・・・・。
そんなことを思いつつも、毎度、ヨーグルトを完食している(-_-;)
デザートのヨーグルトパフェを食べたあとにナイフとフォークで食べる巨大ハンバーガーを食べる。
正直、もう満腹なんてもんじゃないが、それでも、普段のあまりにも「我慢の連続」の生き方への反抗心からバーガーも食べる。
「いいんだ、不健康になってもいいんだ!」と本当にその時だけは思う。ハンバーガーに米国産の牛肉が入っているなって思いながら食べる。
1週間前には木の皮やドングリを食べた自分を思い出しながら食べる。至福の瞬間。山での訓練を思い出すと、調理された料理を食べれることの幸せで涙が出そうになる。
火がつかえる生活ってなんて素晴らしいんだろうと思う。火を焚いた瞬間に命の危険に遭う世界もこの世にはあると知った後は、焼いた料理が本当に旨く感じる。
この1回の食事でどれだけ体重が増えたのか解らないのだが、こんな時がたまにはあってもいいと思う。
ジャンキーな食べ物は、たまに自分へのタガを外して猛烈に食べると本当に旨い。
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