昨日から取り上げるのも馬鹿馬鹿しい議論のような気もしてスルーしようか迷った話題。ただ、どうにも当事者である与党なる団体が自分たちの愚かさを全く理解していないようなので記事にすることにした次第。
三原じゅん子議員:発言を与党が「不適切」と批判(毎日jp)
自民党の三原じゅん子参院議員が21日の参院厚生労働委員会で、子宮頸がんにかかって子宮を摘出した経験に触れ、「女性にとって最も大切な、子供を産むという機能を失ってしまった」と述べた。与党委員は「女性は子供を産むためにあるような表現で不適切だ」と批判。与党理事(←
おそらく委員の間違えですがソース元の原文のまま記載します)は近く三原氏に注意するよう野党理事に求める。
三原氏の事務所は「自分の体験に基づき、自分のことを述べただけ。女性全般に対して言ったわけではなく、不適切とは思わない」と反論している。【山田夢留】
国民を裏切り続けている与党がどの面下げてこの三原じゅん子議員の発言を不適切と断罪するのか?
これはただの経験談。こんなことを追求しようという与党委員の氏名が是非知りたい。三原議員はフルネームが出ているのに、この与党委員の名前が出ないのはフェアではない。
この三原発言を受けて、いちいち噛みつく与党委員がおかしいんだ。言葉狩りにもほどがある。子供を産める・産めないことによって女性の価値が決まるわけではないということは、なにより三原じゅん子議員が同意するところであろうに、なんでかこの与党委員は妙なところにつっかかっている。むしろ、この与党委員の女性を見る視点が気になる。凄まじい差別主義が垣間見えるのだ。この与党委員こそ、普段から女性の子宮の有無に強いコダワリがあるからこそ、この三原議員の発言に瞬時に反応したのかもしれない。
例えば、「三原議員は
不幸にも子宮頚がんを患い子宮を摘出した」と述べたとしよう。与党は「いや不幸じゃない!」と、これも不適切発言とするのだろうか?子供を産む・産まないの決断ができる状態から、否応なしに子供を産むという選択肢を病気によって奪い取られてしまったことは不幸以外のなにものでもない。与党はくだらない揚げ足取りくらいしか反撃手段が無いのだろうが、こんなやり方では国民は呆れるだけだ。
与党が参院厚生労働委員会でこんなことを議論しようとしていることの方がよほど不適切だ。時間の無駄ってこと。
参院厚生労働委員会では政策の話をして欲しい。
ご参考1:
参議院厚生労働委員会 委員名簿
ご参考2: 菅直人「子供を産む生産性が低いんですよね、皆さん!」
[21回]
PR