こちらミジ・バウアー。
カラダのそこらじゅうがビキビキ痛いのはヒビのせいなのか風邪のせいなのか解らないので素直に家で寝ようと思っていた矢先に、ミジ妻から電話。
電話をもらったのは何ヶ月ぶりだろう・・・・・・
い、いや、そんなことはいいんだ!うっさいな、俺の私生活を笑うなー!ヽ(`Д´#)ノ
ミジ妻曰く「今日どーすんの?」とのこと。余りに前に約束をしていたのですっかり忘れていた・・・・・。
六本木の馴染みの店は今日は仮装をして行くとなにかしらのサービスがあるとかで常連客たちは顔にペイントしたりモンスターのマスクをかぶったりしているとのこと。
こ、ここで出撃しないでは着グルミニストとしての名折れ・・・・・。
い、い、い、行かねばならぬ、夜中のハロウィーンパーティーに!腰痛いけど!
(つづく)
(つづき)
前回までの「24」
クロエ「ミジック!ウツボカズラに罪はないわ!」
トニー「あんたが1通の携帯メール打っている間に24時間経っちまった!」
センゴク「日本を破壊しようとしているテロリストがいらっしゃいました。」
これは六本木の大体夜中の3時から5時くらいに起きた出来事である。
2時過ぎまでスプリームコマンダー2というリアルタイムシュミレーションゲームをしていたことは内緒。SF戦争ゲーム。対戦相手のコンピューターに何発も核ミサイルを叩きこまれちょっとへこむ。本当は現地に2時に到着するはずが・・・・・・。
とりあえず、そのゲームを一緒にプレーした相棒の助言に従い自分で運転するわけではなくタクシーで六本木に向かった。同じマンションに住む友人(ミジンコと同時に今のマンションに引っ越し)がクルマを使っていいと事前に言ってくれていたのだけれど、今のカラダの節々が痛い状態では安全運転もおぼつかないので遠慮することにした。
そんな状態で六本木行くなって?まったくもってその通りでござる(-_-;)
ともかくタクシーについては金曜日は駐車場が空いていない可能性が高いので無難な選択だった。酒は飲まないと決めていたけれど、どちらにしろ帰りはミジ妻と一緒に帰宅するわけで通りに出れば数の子にするほどいるタクシーを捕まえるのには苦労しない。話が脱線するけれど、六本木のタクシーの量は尋常じゃないと思う。なにか規制がないといつか大事故が起きるんじゃないかと心配だ。
タクシーの運転手さんにトランクを開けてもらい以前に自己紹介画像(左写真)に使っていたワルウサグルミを詰め込む。今このくらいしかオバケっぽい正装が無かった。なにしろパーティーのことを覚えていなかったのだから・・・・・。
本当は着た状態でタクシーに乗りたかったのだがアタマがつっかえそうだと思ったのと、単純にこの恰好で六本木に降りたら、ガラの悪い連中に取り囲まれていじめられてしまうリスクを避けたかった。
六本木でウサギが10名殺傷とか翌朝の新聞に出てしまってはよろしくない。
現場に到着。誰も着グルミを着ていなかった。軽い仮装ばかりで日本の未来に絶望。
とりあえず店の人たちの協力のもと、なんとか着グルミをかぶってみた・・・・が、この状態では飲み物が飲めないことが判明。もちろん、食べることも叶わず。
その重大な事実が判明してから、やけに「ア~ンして♪」とつまみなどを運んでは自分が食べるお約束ネタに使われた。教訓、着グルミには口を付けよう。
店の常連たちの内輪のパーティー状態で中にいる人たちのほとんどが顔見知り。不思議なことに着グルミを着ているのになぜか正体がバレていた。な、なぜなんだ!?
来店から45分経過時点で飲み物がどうしても飲みたくて着グルミを脱いだ。自分なりには頑張った方だと思うのだが、周囲からは根性ナシの烙印を押される。妻にまでガッカリだと言われたがそれはいつものことなのでノーダメージ。
よくよく考えるとハロウィーンのシーズンも日本にいることのほうが少なくて新鮮な感じがした。アメリカでは当然のようにハロウィーンがあるのでハロウィーンの日には念の為に日本のお菓子の包みを沢山カバンに入れておいている。基本はホテル生活なのでさすがに子供たちにドアはノックされないけれど、会社の周辺をウロつくチビオバケの集団を見かけたら、手招きして「ここの会社の者だよ」と首から下げたIDのロゴと正面玄関のロゴが同じものであることを確認してもらってからお菓子をあげる。(*お菓子に毒を入れる酷いヤツが稀にいるので最近は身元が解っている人からしかお菓子を受け取っちゃダメと保護者から言われている子供が多いため。)日本のポッキーや小枝はすこぶる評判が良い。日本はお菓子でも世界クラスだと思う。日本のお菓子をパクって韓国でしれ~っと販売しているロッテを除いて。
お菓子を子供にあげると「ユーアー、マイ、ヒーロー!」なんて言われることもある。お菓子をあげたらヒーローになるなんてどれだけハードルが低いんだw
帰宅してからミジ妻の仮装がヌルい、ヌルすぎると猛抗議。「あーはいはい」と言ったその顔がオバケよりもこわ・・・・こわ・・・・きょうのわんこ。
ところで腰を更に痛めた気がする。後悔はしていない。着グルミの道は修羅の道。
[10回]
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