なんだかAKB48ネタを書いている自分に違和感なのだけれど、このブログとしては「おかしいことはおかしい」と発信することがブログの大命題なので無視するわけにもいかない話題をば。
「さしこのくせに」というAKB48のメンバーが出演する番組の存続をかけた投票(1票投票するのに50円課金)にて3万票、つまり賛成票として150万円分課金されたら番組は続行という企画(?)が実施され、見事に(苦笑)、番組続行が決定したとのこと。3万票きっかりでシステムを停止したわけでもないようなので最終的にはいくら課金されたのかは番組サイドしか分からない。
まぁ、倫理的にどう考えてもおかしいと思う。お金を払った人が満足しているのだから被害者のいない事だとしてしまうのはおかしいという意味。それを言ったらいわゆる悪徳商法や霊感商法も購入者(被害者)は自分が被害に遭ったとさえ思っていない場合もあるのだから。
こんな趣旨の企画が許されるのならばBPOの存在価値ってなんなんだろう?これからBPOがこの件を追及する可能性はあるとは思うけれど。
テレビ番組の製作者の中には倫理観が欠如した者が多いなとは常日頃から感じてはいるが、このような課金システムにまで手を出すとは驚いた。これは思いついても普通は手を出さない企画だ。やっていいことと悪いことという基本中の基本の話だ。
テレビ離れがそりゃ加速するわけだ。僅かに残った視聴者を馬鹿にするとはいよいよテレビ番組も末期的ということか。
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