年も明けて一ヶ月半。なんだかあっという間。渡航歴が尋常じゃないくらい多いからか、日本での記憶が飛び飛びなので尚更時間の進み方が速く感じるような気がする。
今年に入ってからも政治的には重要なニュースが国内でも数多い。特に小沢一郎と民主党執行部との確執なんかはもっと自分としては注目すべきことなのだけれど、なんというかもうぶっちゃけて言ってしまえば、この1年半でここまで日本を滅茶苦茶にした連中のことを「見るのもヤダ」という気持ちが優先してしまって「小沢」とか「民主党」と聞いただけでウンザリしてしまう。
本当はもっと注視しないとならないことなのだけれどカラダが拒絶反応をするというか、う~ん、なんと表現すれば良いのやら・・・・。でも、このブログをご覧の皆さんには通じているような気もするし、恐らくミジンコと同じ症状の方々は少なからずおられるのではないかと見ている。
小沢一郎がどう失脚しようが民主党の支持率がどれだけ下がろうが、そんなことよりも今は民主党後ばかりが気になってしまう。今そこにある危機が民主党とはいえ、ここまで日本を失速させられてしまうと「さて、この国をどう立て直すべきか、どのくらい途方もない時間とエネルギーがかかるのだろうか」など、とにかく焦燥感とウンザリ感と責任感が入り混ざって襲ってくる事の方が大問題。民主党が絶対に責任を取らないことは明白であるし、民主党にはそういう事後処理をする能力もないように思う。能力の無い馬鹿に取れない責任を取らせる努力をするよりも責任を丸投げされた我々国民が覚悟を持って取り組まないとならない。
ちょっと前にレビューも書いた映画「ガンツ」で象徴的なシーンがある。そのシーンは映画版よりも原作の漫画の方がよりリアルなのだが、本当に今の民主党政権を表しているようなシーン。
地下鉄にて酔っ払いが線路に落下。ホームにいるスーツ姿の男たちは「お~い、誰か駅員を呼べよ~」と他人事。結局、正義感溢れる高校生の加藤が救助のために線路に降り、イヤイヤながらも主人公の玄野(クロノ)も救助を助けるために線路に降りる。酔っ払いはホームへと引き上げられ、救助のために線路に降りた加藤と玄野は不幸にも電車に轢かれて命を落としてしまう。それが第1話。
酔っ払いが民主党でホームで他人任せなのが民主党に投票したものの知らんぷりしている有権者たち。積極的に救助に参加した加藤ほど立派な人間にはなれないものの、結局は人の命を救う方の決断をするのが玄野。まぁ、玄野みたいな日本人が結構いると見ている。特に民主党に投票しなかったのに今こんな目(←どんな目だかの説明が要らない人々ってことです)に遭っている人々は結構な割合で玄野だと信じている。たぶんミジンコも玄野の方。まだ日本にいるので。
良くないよなぁとは思いつつも段々と民主党の茶番なんかを見る時間も考える時間も勿体なくなってきた。要はアホらしいということ。遠回しに言おうがストレートに言おうがそういうこと。民主党から出てくるニュースが馬鹿馬鹿しいものばかりで、民主党議員たちの一挙手一投足よりも水槽の魚の方がよほど賢い動きをしているとさえ思える。実際そうだろう。
2年前ならば、小沢一郎が恐らく何年もかかるであろう裁判が終わるまで民主党議員として活動できなくなると聞けば少しは喜んだだろうが、今となっては「だからどうした?日本はもうとっくに壊されている」というのが率直な感想。シロアリの大群が家を壊す前に死んでくれれば嬉しいものだが、大黒柱を穴だらけにされた後では感動は薄いというもの。
まぁ、なるべく早くに解散総選挙が実現して欲しいという思いには変わりが無い。ただ、今はもう「民主党、その後」の方が気になって仕方がない。リターンマッチみたいなもので不謹慎ながらも多少の高揚感もある。
つい先日も鳩山由紀夫がまたしても馬鹿げた発言をして顰蹙を買っていたし、海兵隊の部下も数多くいるミジンコとしては「またか!」とは思ったが以前ほどの怒りもない。あの馬鹿には呆れ果て過ぎていて、なんというか汚い表現で(鳩山にではなく皆さんに)申し訳ないのだが「ウンコに汚ねぇんだよ、なんとかしろ!」と怒ったところでなんともならないといった心境。
海兵隊員は不名誉除隊以外は除隊したところで死ぬまで一生海兵隊員なんだそうな。つまり、除隊して違う仕事に就いたり余生を送っていたとしても海兵隊員としての誇りを失わず仲間を誇りにするとのこと。一度、海兵隊員になったらずっと海兵隊員なのだ。
これは日本人にも言えることなのだと思う。日本人はとても誇り高い民族だ。どんなに困難なことであれ誠実に取り組むし不正をとても嫌う高潔な民族だ。43年間もGDPが2位だった国だ。凄いことだ、人口や資源量から考えても日本人だからこそ成し得たことだ。
随分と民主党政権によって日本人の尊厳は損なわれ名誉も汚されたけれども、日本人は数年間売国政権に辱められたからといってこのままでいるとは到底思えない。日本人はどこまでいっても日本人なのだから。
民主党がまるで蚊トンボのようにしか思えなくなってきたが、まぁ、目の前を飛びまわられると確かに「ウザっ!」とは感じる。早くいなくなってくれることに越したことはないのだが、さていつになることやら。来月3月なんて年度末でもあるし国民的にはキリの良いタイミングだと思うのだがどうだろう?民主党が結党以来、国民が喜ぶことを実行するチャンスが一度だけある。それが解散総選挙だろう。民主党のDNAともいえる内ゲバで解散するしかなくなるよりも、菅直人が自ら「詐欺みたいなマニフェストを掲げて奪取した政権は無効であるので、再度、国民に信を問いたい」と述べてから解散すれば、菅直人に近い議員たちは2、3議席は獲得できるのではないだろうか?本当は全員落選して欲しいが。
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