日本では「国民の生活が第一」と最近では言わなくなった詐欺師集団が政権の座に居座っている。民主党政権になってからただの1度も景気対策らしい対策を国民は実感していないというのに、肝心の与党・民主党は内ゲバばかりに執心している有り様。
つい先日、KPCB(米国屈指のベンチャー・キャピタル 日本人の皆さんもご存知の有力企業(Google、Amazon.comなど)を数多く支援している)のジョン・ドーア氏の自宅にてオバマ大統領を招いての経済対策を話し合う席が設けられた。
Obama dines with Jobs, Zuckerberg, other tech honchos(cnet nesw 英文です)
オバマ大統領、ジョブズやザッカーバーグ、その他シリコンバレーの超有名企業CEO達と晩餐会(GIZMODO 日本語での要約記事です)
招待された企業家には日本でも著名なアップルのスティーブ・ジョブズ氏やGoogle CEOのエリック・シュミット氏、オラクルのラリー・エリソン氏など錚々たる顔ぶれ、あと映画で知名度急上昇のマーク・ザッカーバーグが・・・・・スーツを着ている!スーツを持ってたのか!
日本ではあまり知名度は高くないような気もするがこういう席を設けられるのはホストのジョン・ドーア氏ならでは。シリコン・バレーのベンチャー・キャピタリストで最も実績を重ねてきた一人であり尊敬を集めているのが同氏。ミジンコがここまで代替エネルギーに注力しようと方針を固めたのも氏の影響が大。そう、このドーアさんはグリーンテクノロジー推進派のリーダーであり象徴のような存在なのだ。
世の中が便利になると地球環境保全にもつながる。
Googleが存在することで世の中がどれほど便利になっただろう。Amazon.comのおかげで買い物がどれだけ便利になっただろう。これらの「昔は小さなベンチャー企業・今は巨大企業たち」の株で儲けたお金が地球環境保全対策のための技術開発を推進するベンチャー企業や代替エネルギーを開発するベンチャー企業への投資として使われている。風が吹けば桶屋のバタフライ・エフェクトとまでは言わないが、iPhoneアプリが売れると太陽光発電用のパネルが安くなるってのは本当につながっている話。そういう流れをドーア氏が作り上げている。
そんなドーア氏を経済回復顧問委員会の委員に任命したのがオバマ政権。2009年2月のこと。だからこそ、このアメリカにとって例えようもないほど有意義な食事会が実現しているのだ。
オバマ大統領は支持率も下がり、ティーパーティーからは叩かれまくっているわけなのだが、アメリカの次の一手のためにちゃんと動いているわけだ。
ソース元に写真が何枚か掲載されているが、国のトップと国を支えるテクノロジー企業のCEOたちが揃い踏み、なにやら相談している。この光景が日本人として羨ましくはないだろうか?ミジンコは羨ましい。国のために政治のトップとテクノロジー企業のトップたちが集まっているのだから。
今、菅直人ってなにをしているんだろうか?
もし日本で同じような集まりがあったとして菅直人はその話し合いの内容を理解できるだろうか?日本の誇る企業のトップたちが真剣に語り合う場があったとして、菅直人はその話についていけるだろうか?
そんなことを先ず最初に感じてしまったことがどうにも悲しい。今の政権でオバマのように振る舞える政治家が一人でもいるだろうか?世界屈指の企業家たちが話すに値すると考えるような政治家はいるだろうか?
連日、民主党が嘘をついたり実行力が無いことが取り沙汰されているわけなのだが、民主党の元々のポテンシャルの低さが致命的なのだ。
オバマの知性ならばこのたった1回の食事会でも今後取り組むべき対策と米国がかかえる問題点を賢者たちから充分に吸収できるからこそ、ドーア氏もこういう席を設けており、出席者たちも超多忙であったり、深刻な病に侵されていても出席を快諾したのだろう。
菅直人ではどうだろう?そんな場を設けようという有力者がいるのかも怪しい上に、出席者たちが1回で集まるのかどうかおぼつかないだろう。ワタミの会長は出てきそうだが(苦笑)
これが今の日本政府と米政府の差だ。早くなんとかしないと。
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