社民党の福島瑞穂党首は17日夜、首相官邸を訪れ、東京電力福島第1原発の事故を受けた緊急要請を行った。福山哲郎官房副長官に対し、東海地震の予想震源域にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を停止させるよう申し入れた。また、屋内退避指示が出ている福島第1原発から半径20~30キロの範囲の住民について、30キロ圏外に避難させることなども求めた。
ソース元:
Yahoo!ニュース 毎日jp
やはりしゃしゃり出てきたか、福島瑞穂!
もう余りにも予想通りというか、相変わらず現実的には難しいことを言っては社民党の存在をアピールか。この緊急事態でも悪い意味でブレないな社民党。
浜岡原発が危ない位置にあるということなんざ誰でも理解している。日本が抱える重大なリスクだ。
だからといって今すぐにあの原発を停止できるわけがないだろうに。今これ以上の電力低下を招いたら被災地への支援まで遅れに遅れて犠牲者がもっと増えてしまう。節電にも限界というものがある。首都機能が低下したことによる被害も算出しないで感情論だけで「浜岡原発を止めろ」とは・・・・この忙しいときに黙ってろ、アホ!ってなもんだ。
今すべきこと・すべきじゃないことを冷静に判断することこそ政治家にとっての重要な資質だ。ただ不安がってギャーピーギャーピー騒ぐだけならば政治家でなくともできる。浜岡原発の将来的な停止はあって然るべきだ。もう日本中が原発なんてコリゴリだろう。ただし、それには代替エネルギーへの緩やかな移行が必要だ。今すぐに原発を放棄することなんて日本には不可能だ。今すぐにできないことを主張しておいて、後で「私は言ったじゃん!」とするヤツって本当に卑怯だと思うのだ。そりゃ言うだけならば結局はなにもしないのだからラクなものだろうが。
話はそれるがミジンコとしても今回の原発事故の件、悔しいし恥ずかしい思いもある。これだけ代替エネルギー開発に携わっていながら、もっと前から原発推進派に抗して日本の代替エネルギー開発の促進に注力するべきだったという思いもある。そうすれば今の時点でも、もう少し原発無き後の日本の電力供給の未来像が見えていたかもしれない。
ミジンコの考えとしてはカリフォルニア州で太陽光、太陽熱、風力、地熱発電が完全にエネルギー・インフラとして整って電気自動車などが普及していけば、自然と世界的な流れとしての自然エネルギーの普及が加速すると見ていた。少し悠長に構え過ぎていたか。勿論、アル・ゴアなどを宣伝マンとした原発推進派は手強いが人類のみならず地球のためにも必勝しなければならない戦いだと考えていたし今はもっとその思いが強い。だから先日のビル・ゲイツと東芝の原発についての提携などには烈火のごとく怒っていたわけなのだが今思えばあの怒り方でもぬるかった。原発とはこういうものなのだと今は日本の誰もが理解した。
さすがに福島瑞穂の言うように今すぐに浜岡原発を停止することは現実的ではないが、日本は段階的に原発を少なくして最終的には原発ゼロの国作りを考えていくときに入ったと思う。まだ原発にはエネルギー供給源としては及ばない代替エネルギー候補ばかりではあるが、かといっていつまでも原発に劣るかといえばそうではないと断言できる。これはミジンコが約束できる。節電が必要なちょっとばかり不便なときもあるかもしれない日本とはなるがそれが一生続くわけでは決してない。むしろ放射能に脅えないで済む上に、未来のエネルギープラントは地震や津波で壊滅しても復旧も速くコストも安い世の中になることだろう。これは予想でも願望でもなくて、皆さんが望み協力さえしてくれれば必ず実現できる日本の将来だ。
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