ブログをやってから長いこと経つが、ミジンコがアメリカ寄りなことについての誹謗中傷は何度もあった。正直いって別にどこの国を贔屓(ひいき)にしているかなんてこれだけ海外各国との往復が多い人生で意識していられるか!という気持ちはあったが、かといって以前から自分が「アメリカが好きなこと」を指摘されたところで別にその通りなので反論する気も起きなかった。Yahoo!ブログ時代から、ミジンコがアメリカ贔屓なことに難癖をつけてくる手合いは大抵は「中国か韓国の方が・・・・・」と〆てきていた。結局は「なんだそんなオチかよ!」とこちらが呆れることばかりだった。
ミジンコのアメリカの会社には中国系アメリカ人も韓国系アメリカ人も多数いる上にまだ国籍が中国や韓国な従業員も何名もいる。日本の会社では中国人でアメリカで学位を取得した中国籍の社員もいる。ミジンコが採用を直接決めた真摯に仕事に取り組む優秀な人材だ。要はミジンコに「どこの国の方がどうの」ってなちいさな話をしてくる輩に限って、ミジンコが個人レベルでは国籍を問わずに個人の資質を見る現実を知りもしないし知ろうともしていないということ。
アメリカ大好きを表明すると左翼扱い(苦笑)
本当にこんなこともあったのだ。よく右翼扱いもされるミジンコ。ネトウヨと呼ばれたこともある。どっちやねん(苦笑)
右だと左だとかそんなつまんない話じゃない。どうでもいいんだ、そんなことは。大体、喧嘩は一人でするもんだろう。どっかのグループに属していないと自己主張もできないようではまだまだガキだ。
産経ニュースが米海軍第7艦隊の駆逐艦マスティンに搭乗する海軍士官の家族へ宛てた手紙を掲載した。マスティンは、今も仙台沿岸にて救助活動をしてくれている。
手紙の一文一文のなんと重く有難いことか。これぞアメリカ人の本質と言うべきか、本当に感謝の言葉しか見当たらない。今回の日本救援の作戦名は「Operation Tomodachi」だ。日本は良き友を持ったものだ。
良き友を嫌いになれるわけがないじゃないか。今困っていることはひとつだけある。今後の人生、どうアメリカに恩返ししていこうかということ。たぶんアメリカはそういうことを求めないだろうがこちらの気が収まらない。日本とアメリカの両方の雇用を増大し景気を良くして自然エネルギーが安価に利用でき便利なインターネットツールを無料で使える社会を構築する。それは別にもう実現している部分もあるし震災前から決めていたことなのでもっとなにかやりたいところだ。
さて、↓これが米海軍士官が家族へ宛てた手紙。原文が分からないだけれど、本来はここまで報告書のようには書かれてはいないと思う。
米海軍士官が家族に送った手紙(msn 産経ニュース)
いま本艦は仙台近くの海洋にいるが、陸上から流されてきた家屋などの破片や遺棄された漁船の船体や貨物などものすごい分量の漂流物が目立つ。私がそこから感じるのは悲劇と希望だ。周辺の海域は漂流する墓場だともいえる。人間の生活や生命の無数の破片が水に洗われているのだ。
一方、海岸近くでは生存者たちが物資の不足と冷寒の天候と戦っている。今朝は雪も降った。私たちは陸上で道路や線路を切断されて、一般の救出活動からは隔離され、孤立していた人たちを救うことができた。本艦のヘリコプター群は休みなしに飛行し、陸の被災者たちに食料、水、衣服、毛布などを供給した。
マスティン艦内では乗組員から衣類や現金の寄付を募った。その結果はすごかった。発進していくヘリはどれも大量の物資を積んでいた。状況がもっとわかっていれば、基地からもっと多くの物品を持ってきただろう。私自身も艦内で自分のロッカーを調べ、すべての下着などの衣類やタオル、靴下、毛布などを提供した。乗組員のみんなが最大限の寄付をしていた。
放射能の危険はメディアが伝えるほどではないという。だがいかなる汚染も避けるために必要な予防策はとった。本艦の位置や航行の方向についても、そのための最大限の注意が払われている。原発でメルトダウンが起きれば、危険が増すのは当然だが、いまはまだないという。
次の日は午前2時から7時まで偵察の任務となった。本艦のヘリは陸上で孤立し、屋上にSOSの表示の出た病院に着陸した。200人ほどの患者がいて、物資を緊急に必要としていた。私たちは食料、水、衣類、毛布などを提供した。
駆逐艦の乗組員は艦に持ち込める私物の量も限られていると聞く。その限られた私物である衣類や毛布は、乗組員たちにとってはとてもとても大切なものであるはずだ。それでもその貴重な私物を日本の被災者たちに寄付してくれているのだ。
日本政府の指示待ちでなかなか思うように動けない自衛隊や消防庁のヘリではなかなか着陸できない場所に躊躇することなく着陸しては日本人の命をつないでくれているのだ。
あるヘリの搭乗員は救助をしている地域での放射線について「フロリダビーチで日焼け止めを忘れた程度さ」と言ってくれた。外国の軍隊の兵士が異国の地で自分も健康被害のリスクを負う救助活動でこう言ってくれたのだ。なかなか言えることじゃない。
この思いにいつか絶対に日本人は応えねばならない。おそらくアメリカ人は言うだろう。アメリカではなく他の困っている地域の人々を助けてあげてと。
アメリカの懐の深さを端的に説明することはいつも難しいと思っていたが、今後は日本人へのそういった説明は不要だろう。もう誰もがそれを理解してくれたと思う。
[39回]
PR