福島県の佐藤知事、東電社長のおわび面会拒否。「県民の不安や怒り極限、受けられる状況にない」 2011/03/22 11:00 【共同通信】
ソース元:
共同ニュース 速報
謝罪のための面会を受け入れてしまうと、謝罪を受け入れたという既成事実が出来上がってしまうことを警戒しての面会拒否なのかもしれないが、どうしても言いたいことがいくつかある。
この佐藤雄平知事は原発推進派で政府からの莫大な補助金を受け取っていた。その上で福島県知事を被害者、東電を加害者とする報道の仕方には大きな違和感を感じる。両者は共犯者だと見ることが妥当だ。またこの知事を選んだのは福島県民であることを考えると民主党政権を選んだ日本の縮図とも言える。
汚職事件で佐藤栄佐久前知事(現知事と同性)は逮捕。佐藤栄佐久前知事は、非常にリスクの高いプルサーマル導入に反対だった。この前知事逮捕についての再検証が必要ではないだろうか?今ならば出てくる真実もあるかもしれない。
尚、プルサーマル受け入れ決定により、「核燃料リサイクル交付金」計60億円が福島県に交付されている。
昨年10月の福島県知事選挙、今の知事は、政党からの推薦は受けなかったものの民主、社民両党の支援に加え、 自民・公明両党の県連からの支援も受けている。この強力なバックアップにより、日本共産党公認の佐藤克朗候補(この方も佐藤さん)を大差で破り再選を果たしている。事実上、民主党、社民党の公認を受けていたようなもので、それに加えて自民党、公明党の県連も支持していたわけだ。ここまで超党派のサポートがある県知事であることは忘れてはならない。
福島県への原発の誘致に尽力したのは民主党の渡部恒三である。その甥が現職福島県知事・佐藤雄平である。プルサーマル導入を積極的に推進した現知事が、厚顔無恥にも東電に対して被害者面することがどうかしている。この知事の掌返しには東電幹部ですら唖然としていることだろう。東電に非があることには変わりが無いが、この現知事が東電の被害者のような言動をすることを許してはならない。それでは今後何度でもこういう悲劇が起きてしまう。「悪いこと」は持ちかけた側と受け入れた側、両方が悪いのだ。小学生の道徳の時間のレベルでのモラルの話だ。
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