ルース駐日米大使
夫妻と米太平洋軍司令官のウィラード大将
夫妻らが23日、約1200人の被災者が暮らす宮城県石巻市立渡波(わたのは)小学校を慰問に訪れた。
同市の亀山紘市長の案内で、体育館に姿を見せたルース大使は沈痛な表情で、「痛ましい惨状に言葉を失ったが、皆さんの力強く生きる姿に感動した。アメリカは日本の友人にどんなことでも支援していく」と述べ、被災者から大きな拍手を浴びた。
ルース大使は
立ち膝になり、座っている住民の肩を抱いて激励。ウィラード大将から人形セットを贈られた同市大宮町の女児(7)は「これで友達と一緒に遊びます」と話し、お礼に折り鶴を手渡した。
ソース元:
YOMIURI ONLINE
感銘を受けた部分を特に赤字にした。そう夫人同伴で被災地を訪れてくれたのである。こんなことは日本の閣僚が率先してやるべきことだ。
夫人同伴で慰問に来てくれた大使と太平洋軍司令官、被災者たちが大きな拍手で感謝の意を示したことは頷ける。
東京の人間が放射線に過敏に反応して「脱出」と称して生活の拠点を移すのも別に止めやしない。自分だけ助かろうとする人間がいたって別にそれが自然なことだろうと思うようにしている。買いだめだって別に法律で規制されているような行為ではない。だが、そういう生き方はできねぇってば、こういうアメリカ人の毅然とした行動を震災以後ずっと見ているんだから。
大使と軍司令官が夫人同伴で慰問に訪れたことは「絶対に見捨てない」というアメリカ合衆国の強い意思の表れだ。アメリカの大使はどこの国でもそうアメリカが決意したときには積極的に夫人同伴で活動する。
アメリカがそう決意しているのだ。日本人が応えないでどうする!ってことだ。
それとルース大使の膝立ち、目線をなるべく聴衆に合わせるためにしたことは言わずもがなだ。日本の政治家も東電の役員たちもそういう配慮を肝に銘じて欲しいものだ。
果たして今、日本の政治家が被災地に慰問して拍手が起きるだろうか?民主党の閣僚が被災地に赴いたら拍手どころか罵声を浴びそうな気さえする。この差を真剣に考えて、どうか大臣たちには被災者に拍手されるような迅速な支援に取り組んで欲しい。おそらく自衛隊員、そして警察官、消防隊員、医療従事者などに対しても被災者から拍手が自然と湧き起こるのではないだろうか?ところが政治家となると、どうにも拍手喝采されそうな人物が思いつかない。パフォーマンスでは人は救われていないってことだろう。
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