勿論、こういう時でも被害が遭った場合は訴え出ることは正当な行為だと思うので「泣き寝入りしろ！」と言うつもりはないのだけれど、どうしても簡単には受け入れ難い内容なので記事にする次第。
なんだろう、このモヤモヤ感は？
ハリアー攻撃機が「フレア」放出か（沖縄タイムス）
【嘉手納】３０日午前９時４０分ごろ、嘉手納町屋良の道の駅「かでな」にいた住民から、「嘉手納基地を離陸したＡＶ８Ｂハリアー攻撃機がフレア（ミサイルの追尾を逃れるための熱源体）を放出した」と嘉手納町役場に連絡があった。
目撃者によると同機は同９時２９分に嘉手納弾薬庫地区の上空で機体後部から火の玉のようなものを放出したという。県や沖縄防衛局が米軍側に照会している。
同機はそのまま訓練に向かい、同１０時２５分に嘉手納基地に戻った。
沖縄タイムスも悪い意味でブレないというか・・・・・。常に米軍憎しの社説の新聞なのでこの記事もさもありなんという気はするが、それでもこんな時でもこういう記事なのかと脱力させられた。
ミジンコもフレアというミサイル除けを輸送機に装備している。大型輸送機の場合は、発火させたマグネシウムを大量に噴射するので、使用した際にはそりゃもうド派手な光景。ハリアーのフレアとなるともっとこじんまりしていて火の玉をいくつも発射して熱源を追ってくるタイプのミサイルを回避する。当然、ミサイルが自機に向かってきたときに使うのがフレアなのですぐに押せるボタンがあり、それに触れてしまったのが今回の件ということだろうか。
低空で飛んでいた場合、フレアが地面に落ちて火事の原因となる可能性は否定しない。非常に低い可能性だが・・・・・。
そもそも目撃者の証言からしてそのような事態になったわけではないことが伺える。ハリアーから射出されたフレアはそのまま空中で燃え尽きたのだろう。
なにを言っても米軍擁護に取る人の相手が面倒だが、それでもこれは大事件ではないとミジンコは判断する。ミサイルの誤射ではなくフレアの誤射という内容を知り、正直言って「へ？」が第一印象。これだけ米軍が放射線の危険もなんのその災害支援をしてくれているこの時期にフレアが射出されたことが新聞記事になるのかと呆れたのがミジンコの率直な感想。「問題だ！」と怒る気がまったくしない。沖縄県民はこの件で怒り狂っているのだろうか？
このハリアーのパイロットもそのまま訓練に行って帰ってきているのだが、それは余り問題な行為だとは考えていなかったのだろう。このパイロットは新聞記事になったことに後から驚いているのかもしれない。米軍の訓練中にフレアの誤射でニュースになる国がいったいどれだけあるのか、ミジンコはこんなの日本だけの話だと見ている。先に米軍憎しの感情でとにかくなにかある度に報道しようという沖縄タイムスの姿勢が見て取れる。そりゃ十数人の反米デモでもあたかも大騒動だったかのように取り上げる新聞だ。フレア誤射なんて絶好のネタなのだろう。
勿論、誤射はよろしくはないことだ。被害が出なくて良かった良かった。なかなかフレアで被害は出ないと思うが。
なんというかその・・・・この沖縄タイムスの記事を読んでとても恥ずかしい気持ちになったというのが本当のところなのだ。恥ずかしいというべきか、申し訳ないというべきか。それでも米軍は献身的な被災地支援を継続してくれるだろう。沖縄タイムスも事実を報道したに過ぎないと言われればそれまでのことだ。でも、なんだろう、このなんともいたたまれなくなってくる感情は・・・・・。
問題発言なのかもしれないが敢えて言いたい。なんでも絡めばいいってもんじゃないだろう。
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