1ヶ月近く前のニュース。先月、ブログで取り上げないままでいたニュースなのだけれど、つい先日の
日中韓首脳会談:「福島で開会式」両国に打診 中国は難色 ←この記事の前から日本のいわゆるお偉いさんたちは世界にその空気の読め無さを発揮していたのだと再確認した。日本の一部の権力者たちは海外からの支援・協力を履き違えていると痛感しているので以下の件を取り上げたい。
日本での国際大会、有力選手が不参加表明(YOMIURI ONLINE)
一部抜粋:
国際トライアスロン連合(ITU)は、今年5月14、15日の世界選手権シリーズ横浜大会の決行を発表した。しかし、
東京湾がスイムコースになっており、福島第一原発からの低濃度汚染水の海への放出後、北京五輪の男女金メダリストが不参加を表明。同連合では大気、水質検査の結果を選手に知らせ、安全をアピールしているが、多くの有力選手が出場を回避する可能性が高まっている。
この現状の中、日本オリンピック委員会(JOC)の水野正人副会長は、今月ロンドンで行われた国際会議の会場で資料を配り、記者会見も開いて日本開催の「安全性」をアピール。復興支援への協力のため3月下旬に東京を訪れた国際オリンピック委員会(IOC)のウン副会長にも、
JOC幹部が「最高の支援は、日本での国際競技大会の開催」と訴えた。しかし、ある北欧の非五輪スポーツ団体幹部は「安全と言うが、汚染は続いている。若い選手を日本に送りたいと思う人間がいるだろうか」と語る。
海外の選手からしてみれば、冗談じゃない!という心境だろう。トライアスロンの選手たちをむざむざ被曝させるようなことをJOCはなんでやろうとしているのか。日本政府も東電も情報を小出しにしたり隠蔽したりしている現状で、JOCの言う「安全性」なんて聞いても虚しいだけだ。
今この時に日本での国際試合を呼びかけるJOCはアホちゃうかと。今日だって福島原発の1号機の燃料棒が溶け切っている可能性が浮上したわけだ。2ヶ月も経ってから、なんだよ、その最悪なニュースは・・・・と思った。そんな現状の日本なのだ。国際大会を強行することが本当に日本への支援になるとは思えない。むしろ現状を認識した後で日本、特に東日本での国際大会を辞退するのが筋だろうに。JOCは世界中の選手が死に物狂いで維持・向上させているコンディションをなんと捉えているのか?もっと選手のキャリアを親身になって考えれば今この時期に東京湾で泳げなんて言えないはずだ。
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