松本龍復興対策担当相のあの宮城県知事と同じ部屋にいた記者たちに対しての恫喝。あれは脅しってやつだ。
ところがあの事について「失言」といった扱いをする者がいる。「失言1回くらいで・・・」といった意見なのだ。どんだけヌルくて無責任な世界で生きているとそんな発想になるのか?
あれは松本龍復興対策担当相の人間性の問題を指摘されているのであって決して失言といった類いのものではない。要はあれが松本龍復興対策担当相の本性なのだからさすがに復興を担う大臣としては不適格だと指摘されているわけだ。
ヤクザの世界や散々指摘されている解放同盟(どっかで拘束されてんの?)とやらでは先んじて交渉相手を恫喝するとなにかした有利に交渉を進められるのかもしれないが、復興相が被災地を脅したところでなにも出ない。被災地は支援を求めているのだから。
松本氏辞める必要なかった…橋下知事「僕も失言ある」(Sponichi Annex)
大阪府の橋下徹知事は5日、松本龍復興対策担当相の辞任に関し「きちんと謝罪し仕事で結果を出すなら、辞める必要はまったくない。一つの発言で大臣を辞めなければいけないなんて、日本の政治は末期症状だ」と述べ、松本氏を擁護した。
復興相の言動について「被災者が怒るのも分かる」とする一方、「人間、発言して間違うことは山ほどある」と指摘。「僕だって山ほどそんな(失言とされる)発言をしているが、まずければ謝る」と述べた。視察で訪れた府内の中学校で記者団に答えた。
橋下知事はあのVTRを見ても「失言」だと捉えたのだろうか?それはいささか人を見る目が無いのでは?
どう見てもあれは「脅し」だった。「話した内容」、「口調」、「態度」、そして「目つき」、そのどれもが相手を威嚇して委縮させ自己の優位性を保とうとする器の小さい男のそれだった。失言どうのって問題ではないのは明らかだ。
橋下知事のバックグラウンドを見れば、そりゃ松本復興相をかばうことは頷ける部分はある。うーん、それにしても橋下知事は何度も失言を繰り返しても辞任には追い込まれていない割には、こういう時の分析力が著しく欠けている。今回の件は「失言」じゃないんだよなぁ。大臣が敵でもなくて助けるべき相手に対して「恫喝」しているところが問題なわけだ。「失言」で収めてしまうような事じゃない。
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