余りに多忙な上に飛行機に乗っている時間ばかりが多くて世の中の動きに追いつけない・・・・・。
日本にいたらいたで明け方までPCとにらめっこでニュースを見る時間すら無い現状。
それでもテレビをつけっぱなしにしておくと「菅首相」というフレーズはイヤでも聞こえてくる。
本当に信じ難いことなのだが、菅直人が「脱原発発言」は個人的な考えを述べたものだといった発言をしたとか。
絶句。
菅直人に限らず「脱原発」と突然言い始めた人たちは、その「脱原発」の足を引っ張ろうとしているのではないかと疑いたくなるほどだ。そういった人々の浅はかさが「脱原発」という絶対に推進するべき計画のイメージダウンとなっている。
物事は言えばいいってものじゃない。
結局、菅直人はなにがしたかったのだろう?そういうことを考えるだけ時間の無駄ということだろうか?
「脱原発」、そんなことは当たり前のことだ。ただし、時間がかかる。ヒステリックに「今すぐ全ての原発を止めろ!」ではなく、危険性の高い原発から順次停止していき、その緩やかな移行の期間(20年から30年くらいだろうか?)に於いて代替エネルギー開発を推進していく、これしか方法が無いと考えるのだが、なんでか原発推進派も脱原発派も実現性の無い意見を言い続け、そもそも代替エネルギーの最新テクノロジーについて学ぼうという姿勢すら見せない。(*日本のテレビで流れる代替エネルギーではまだ準備不足といった話はミジンコにしてみれば「10年前の話をしているのか?」と思うほどです。)
代替エネルギー開発はずっと進んでいる。かといって原発を全部今すぐ停止したとしたら、その代替エネルギー開発に向かうはずの資金、すなわち経済活動に支障が出ることだろう。節電の今でさえ大・中・小全ての工場がどれだけ苦労しているかと考えれば、簡単に「少ない電気で乗り切ろう」とは言えないはずだ。要はバランスの問題で、白か黒かとか〇か✕かといった類いの話ではないはずなのだ、「脱原発」は。
「脱原発」、つまり完全に原発を無くすまでのロードマップを考えないで簡単に「脱原発」を叫ぶ者ほど勉強不足で現状認識が甘いということだ。日本の場合は首相がまさにそれ。嗚呼・・・・。
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