このブログにはいくつか「毎日のようにどなたかにご覧いただいている過去の記事」というものがありましてね。
そんなに多くは無いのですが、大体25記事前後の過去の記事がほぼ毎日のように検索だけではなくダイレクトにアクセスされて読まれているらしいんですな。
その全ての理由は勿論解りませんが多分「参考になる」というご評価をいただいている場合もあるとは自負しております。その最たる記事が
「グラフィックデザイナーになるには 高校生向け編」というずっと以前に書いた記事でして、この記事へのアクセスは2年以上前に書いた内容とはいえほぼ毎日あります。当時はまだこのブログに「拍手ボタン」というものを付けていなかったもので、拍手ボタンをブログに設置したときには当然拍手は0回だったのですが、今の時点で8回、この数も拍手ボタン設置前の記事にしては最高数かもしれません。何年も前の記事が拍手を押されるケースは稀で、そういう意味でもそれなりのご評価をいただいているかと存じます。特に同業者の方々から「よくぞ言ってくれた!」といった声も頂いている内容でして自分でも書いたことに意味はあったなと感じております。
夏休みって自分の将来を夢想することが多いときだと勝手に思っております。自分は映画監督になりたくてそのことばかり考えていつつ、学生ながらも映画に近い仕事だと感じてゲームのシナリオを書いていました。結局、映画監督にはなれていない人生ですが、学生の頃に描いていた自分の将来像があったからこそ頑張れた部分はあると心底思います。映画は作れていないものの、作る作業には携わっているし、全然関係ないと思われがちなハイテク関連の仕事こそが実はもっともドラマチックな展開が多くて、いつも「これ映画にできるなぁ」とか思ったりします。
今、デザイナーを目指している学生さんたちには是非とも前述の2年前に書いた記事を読んでいただきたいのでこうやって記事にした次第です。本当にプロ、しかも一線級を目指すのならば、技術はあって当たり前、そんな当たり前のことで安心するんではなくて、先ずは「人の話を聞く」これができないのならば顧客からお金をいただいて好きな絵やデザインを描く仕事は先ず諦めるしかありません。
どうかどうかこれからデザインの道に進もうかという学生さんは
この記事(上にあるリンク先と同じです)を1度くらいは読んでみてください。自分が描きたいものを描く仕事ではなくて、顧客が望むものを描いた上で更に顧客の利益を最大化するように務める、それがプロのデザインというものです。
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