まぁ、実際、一度も視聴することもない24時間テレビなのだけれど、それでもあの番組の企画の数々については耳に入ってくる。
「嫌ならば見るな!」とテレビ関係者側が言うことの傲慢さ、無責任さについての議論はそこかしこで起きている。24時間テレビについても「嫌ならば見るな!」と言われてしまうんだろうか?テレビ関係者こそがその言葉だけは言ってはいけないとは思うのだが、もうモラルもへったくれもありゃしない。素直に「おまえたちの税金で支えられている電波で儲けるのを邪魔するな!」とでも言ってくれた方が解り易い。
さて、本題。
今回の24時間テレビで盲目の女性を連れてキリマンジャロ登頂を目指すという企画が進行中らしい。番組中に登頂を狙うらしい。比較的リスクの少ないキリマンジャロを選んでいる点だけは理解できる。本当にその点だけだ。
同伴するタレントのイモトアヤコはモンブラン登頂経験者。ただし、VTRを見た限りでは同行する登山のエキスパートたちの力によってのモンブラン初登頂だった。モンブラン、キリマンジャロと強引に素人を登らせるときにお金で雇われた誰かがリスクを負うということ。下手をすれば全滅だ。
キリマンジャロは確かに天候にさえ恵まれれば素人でも登れない山ではない。実際、現地では2週間くらいのツアー(動物や自然を見るために中腹の外周を1周するために1週間はかけるコース)があり、新婚旅行でチャレンジなんて人たちに会ったこともある。その位、行けなくはない山なのだが、それでも標高の高い山での登山なのだ。絶対に命のリスクはある。
盲目の人を連れてのキリマンジャロ。感動云々の話よりも、全員が生きて帰ってこれるかどうかの心配ばかりが先に立つ。
もうひとつの気になる企画。以前からブログでも取り上げていた件、徳光さんのマラソン企画。
徳光さんは、喫煙者でありトレーニング期間中もタバコを吸っていたらしい。急性心筋梗塞という重大な病歴アリ。見た目もお世辞にもアスリート体型ではない。ストレートに言えば今もって肥満体型だ。先ずはもっと痩せないとランナーとしては心臓だけではなく足首、ヒザ、腰への負荷が大き過ぎる。マラソンをしてカラダを壊すってことだ。
番組としては本当に危ないと感じたらマラソンを中止する考えはあるのだろうか?無理にでも続けさせたときには本当に徳光さんの命に関わる。そもそも徳光さんにやらせるべき企画ではない。
以上、見ない人間の意見。本当に当たり前の意見だとは思うのだが、これもテレビ側の人間は「嫌なら見るな!」と言うのだろうか?見ていない人間にそういうことこそナンセンス極まりないとは思うけれど。
[40回]
PR