菅直人首相は24日午前、米格付け会社による日本国債の格下げについて、首相官邸で記者団に
「うん、残念だね」と述べた。この後、首相は野田佳彦財務相らと円高対策などについて協議した。
国債格下げをめぐり、首相は今年1月、別の米格付け会社が日本国債の格付けを引き下げた際、記者団に「そういうことに疎い」と答えたことを批判され、「情報が入っていなかったことを申し上げた」と釈明した経緯がある。
枝野幸男官房長官は同日昼の記者会見で、格下げの理由が財政悪化への懸念であることを念頭に、「わが国の財政は極めて厳しい状況にあることは間違いない。財政健全化は市場の信認を維持するためにも重要な課題だ」と強調した。
ソース元:
Yahoo!ニュース 時事通信
「残念だね」だけ?もっと他に言うことがあるだろうに・・・・・・。
これだけ国民の悲鳴を聞こうともしない首相も珍しい。2代連続して国家の危機も他人事なアホが首相を務めた日本、本当によく2年も持ちこたえているものだ。それも過去の蓄積があってこそなのだが、そろそろ日本も限界だ。そういう意味でも菅直人の逆ギレ解散に期待をしていたのだが最後の最後まで使えない首相だった。解散総選挙への起爆スイッチとして機能しない菅直人なんてまさに日本にとって無用の長物。
名古屋の河村市長などが有名だが日本は国債をどんどん発行しても大丈夫だとする論者たちがいる。このブログでは無責任で馬鹿げた理論だと断じている。国債も借金だ。借金をどんどんしても良いとする理論は破綻している。それが国内への借金だろうと国外への借金だろうと、利息をつけて買い戻すのは国だ。
その国債を発行しても問題がないとする説を信じてここで議論を挑んできた人もいる。さてこの日本国債の格付けダウンについてはどう反論するのだろう?格付け会社の判断が誤っているとか、アテにできないとかする言い訳にはもうウンザリだ。実際はムーディーズとS&Pの2社の格付け方法は非常に単純明快かつフェアなものであって、その2社の格付け以上に信頼されている格付けが現状では存在しない以上は、市場はその2社の格付けで動く。そこまでも否定してしまっては議論にすらならない。日本の国債は格下げされた、つまり価値が下がったということだ。
そんな重大な決定に対して日本の首相はなにか対策を講じるわけでもなく、世界に向けての牽制を兼ねた声明を発表するでもない。アホ、そして無責任極まれりだ、菅直人は!
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