自民党政権のときも首相が次々と交代していて誉められたものじゃなかったが、歴代首相も歴代の閣僚もそれなりに重みがあったように思う。良い部分悪い部分含めて首相たちも大臣たちも政治家ではあった。
民主党出身の首相も3人目。解散総選挙の頃に民主党に投票した有権者たちも3年目で3人目の首相とは苦笑いだろう。民主党に投票しなかった自分は苦笑いというよりはひきつり笑い。こんな2年をよく我慢したと思う。本当に何度アメリカ移住に踏み込みそうになったことか。それでも民主党が壊滅してから移住した方が自分らしいと思うし、震災後の復興には絶対に参加したい。
さて、首相や閣僚が売国主義であり能無しって理由で次々と内閣が総辞職するはめになる民主党政権。総辞職は当然だと思うわけなのだが困ったことがある。新内閣が発足するたびに民主党から閣僚経験者、つまり今後の「元大臣」が増え続けているという事実。
到底、大臣の器とは思えないようなアホでも大臣になってしまうのが今の民主党政権なのだ。とにかく1日でも大臣の任に就いたら「元大臣」なのだ。肩書きとしては強力だ。選挙戦にもそこそこの効果を発揮することだろう。なにしろ有権者に馬鹿が多い!(*どんなに抗議されても謝らない。)
元大臣という肩書きは次の小選挙区選でも優位性を発揮することだろう。
どんなに閣僚経験があろうとも党の重鎮扱いをされていても小選挙区では滅法弱い与謝野
馨のような例外もいるが、基本的には閣僚経験と聞いただけで政治家としての箔がついている感は否めない。
蓮舫が内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、行政刷新担当、節電啓発等担当)だったときにやった節電啓発ってなにか印象に残ることをやっただろうか?コンビニに視察してワザとらしくビックリする程度で元大臣を語れるとしたらあんまりだ。口蹄疫への対応でむしろ日本の農業の足を引っ張った赤松、山田元農水相たちもなんだかんだで結局は元大臣という肩書きを得ている。
民主党から続々とそんな元大臣が生まれてしまうことが受け入れ難い。実績を残した大臣のみが元大臣を名乗って良いとする制度の必要性を感じる。[31回]
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