今年もっとも活躍したモデルの一人がアンドレイ・ペジック。初めて広告の仕事で一緒になったときに
アンドロジニー(半陰陽)だというバックグラウンドは知ってはいた。知ってはいたが、その女性としての凛とした美しさに驚いた。男性としても女性としてもモデルをこなすプロ中のプロ。
ゴルチエの秋冬コレクションではウェディングドレスのモデルに起用されている。
ゴルチエのメンズとオートクチュール、つまり男性用と女性用の両方のコレクションに起用されている。
プライベートのときでも男性なのか女性なのかどちらとは言い切れない。
自分の特徴を最大限に生かしてトップモデルに登りつめている。
その前向きさが輝いており、周囲の仕事がはかどるのも納得。
余談: 日本の下品なタレントたちを見て思うこと
日本では、女装趣味のあるタレントやゲイであることを公表しているタレントたちが数多くいる。バラエティー番組では大抵何名かはそういった出演者がいるといったほど彼等の露出が多いし、視聴者もそういった趣味や性同一性障害の人々への偏見も少ないのだと思う。日本ではそういったタレントを差別するどころか人気者になっているところは悪いことではないと思う。ただし、彼等へは批判も多い。ミジンコも批判をしている一人だ。別に女装癖やゲイを嫌っているわけではない。単純に下品なところが嫌いなのだ。目立ってナンボの芸能界だという環境を考えても受け入れがたいほど下品な芸(?)は受け入れ難いことに変わりはない。
床に仰向けに寝転んで股を開いて股間を強調する楽しんご。あんな下品な行為まで芸とすることには大きな違和感を感じる。あれは持ちネタなんてものではなくて放送事故のようなものだ。
お世辞でも美しいとはいえないメイクアップを施して「ゲイ=新宿二丁目」といった間違ったイメージを促進している者たちも少なくない。ゲイの人たちが下品なわけではない。ただ下品なゲイが目立ってテレビに登場しているだけのことだ。
どういう趣味であろうが、性同一性障害であろうが、その人物がマナーを守って節度ある言動であれば、テレビを見ている方も不愉快になるわけではない。日本の下品極まりないオカマであることや女装癖を前面に出して活動しているタレントたちは絶望的にその線引きができていない。
[32回]
PR