見ているだけでワクワクしたり元気を貰えるようなCM制作・配信こそが、CM制作者たちがテレビ番組を視聴するためにテレビのスイッチを入れている視聴者への最低限のマナーだ。
予期せずに気分の良くなるCMに出会えるのであれば視聴者にとってはちょっとしたプレゼントにすらなるはずだ。
日本ではタレントのプロモーションビデオのようなCMやただただ不愉快なだけのCM、そして昭和の時代に戻ったかのような古臭く映像的にも美しくないCMが溢れている。そういったCMの割合が増えれば増えるほど更なるテレビ離れは進み、結果的にテレビCMは視聴者にとってもスポンサー企業にとっても無用なものとなるだろう。だからこそCM制作者たちは襟を正して洗練され、クオリティーが高く、そして視聴者が楽しめるCM作りに努めるべきなのだ。
↓これはGoogle Chromeの最新CM。初音ミクという有名人(?)を使ってはいるものの、彼女のプロモというよりはちゃんとGoogle ChromeのCMとして成立している。
前回のレディー・ガガのCMに続いてGoogle Chromeの可能性を感じずにはいられない内容だ。
実はミジンコも初音ミクについて詳しいわけではないが、このCMで初音ミクがGoogle Chromeを通じて世界中のファンたちを楽しませているってことくらいは分かる。
なんのCMだかも分からないようなCMを作っている制作者たち、またそんなCMでも広告になると顧客企業を信じ込ませようと必死な広告代理店、そして広告効果どころかイメージダウンにつながり兼ねないCMに大金を投じる企業。皆が皆どうかしている。
2012年は映像的にも洗練されていて見ていて楽しいCMが溢れることを願う。
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