警官発砲で死亡、損賠棄却=「拳銃使用、理由ある」-宇都宮地裁(Yahoo!ニュース 時事通信)
↑これミジンコもよく覚えている警察官の正当防衛に関する判決。正直、このニュースを知ったときにはホッとした。警察官が防衛の為の発砲すら許されないのだとしたら日本の警察官が犯罪集団に皆殺しにされてしまう時代が来るかもしれない。
今泉秀和裁判長は、「男性が警察官との間合いを詰め、灯籠(とうろう)の一部を頭に振り下ろそうとした」と指摘。「拳銃使用が必要と認める相当の理由があった」と判断している。
そりゃそうだ。石灯籠でアタマを殴られたら殺されてしまう。これ以上の発砲理由は無いってくらいだ。
ところが・・・・
・・・・・正当防衛だと思ったのだが・・・。地裁の異常な判断がまたしても飛び出した。
それがコレ→
職質男性に発砲の巡査、地裁が付審判決定…地検の不起訴覆す(Yomiuri Online)
栃木県西方町で2006年、職務質問に抵抗した中国人男性(当時38歳)に鹿沼署の男性巡査が発砲、男性が死亡したことを巡り、宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)は27日、遺族側の付審判請求を認め、巡査を特別公務員暴行陵虐致死罪で審判に付す決定をした。付審判決定は事実上、裁判所の判断による起訴といえ、極めて珍しい。
つまり、遺族が県を相手取って5,000万円の賠償を求めた民事訴訟は地裁に棄却(遺族は控訴)されたのだが、宇都宮地裁が刑事事件として、この巡査を訴えたってことかいな・・・・まさに絶句。
日本って地裁って必要なのかな?毎度毎度、地裁がトンデモ判決を下すもんだから、裁判員制度なんていう「普通の市民感覚」が求められたわけで、地裁の数々の常識が著しく外れた判決のせいで「どうせ高裁に・・・」という感覚が普通になってきていると思う。
地裁がまさに真面目に生活する国民には役立たず状態だ。地裁は国民の利益を守るために存在しているのではなくて、地裁が地裁の権力を守るために存在している感すらある。
三審制を維持するために無理矢理にでも地裁の判断を仰いでいる日本国民なのだが、余りにも地裁では現実離れした判断が続出するので地裁をアテにしていない人って結構いると思う。
さて、ミジンコの記憶ではこの事件、なんだか最近の報道では随分と詳細が端折(はしょ)られているのが不思議だ。
当時の報道では、夜中に中国人の二人連れが何かを物色する様に大声で話してて、不審に思った近所の住民が通報。この地裁によって起訴された警察官が中国人二人に対して職務質問したところ、二人が警察官に襲いかかったと報道されていたはず。それは事実認定されなかったってことなのだろうか?
更に詳しく言えば、その中国人二人は石を投げつけて来たり、拳銃奪おうとしたらしい。更に警察官に石灯籠(いしどうろう)を振り下ろそうとした為に、警察官は警告の上で発砲。・・・こういう話だったはずなのだが、なんでか最近の報道では「警察官に射殺された中国人」という印象の報道で不気味だ。
日本は警察官が襲われても銃が使えない国ってことか。
[2回]
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