長野県教職員組合は16日、今月7日に行われた公立高校入試で数学の問題が全体を通して過去にない難解な問題だった、として県教育委員会に抗議する声明を発表した。
県教組によると、数学の試験では学習指導要領を逸脱した問題が出されるなど全体的に難解で、試験中から多くの生徒たちが動揺。実態を把握するため中学校教諭を対象に緊急実施した調査によると、試験会場や廊下で泣き出す生徒が複数見られたほか、他の教科にも影響したとの報告が生徒たちから寄せられたという。
市川昇書記長は「こうした声明を出さなければいけないこと自体が異例であり、初めて。難解な問題を否定するものではないが、すべての問題を難しくすることは不適切だ」として、県教委に問題の外部評価実施を求めている。
ソース元:
msn 産経ニュース
問題が難しくて泣く受験生って・・・・・。問題が解けない自分の情けなさに泣いたわけではなく、問題自体が難しいことについて嘆き悲しんだってこと。ゆとり教育の恐ろしさを垣間見た気がする。
そして1番おかしいのは長野県教組だ。生徒が問題が難し過ぎると泣いたからといって受験生の言い分をその額面通りに受け止めて受験問題の方が問題があると断罪するとは何事だ!受験者全員に共通の問題が出題されているのだから間違いなく公平だったはずだ。これではそれらの“泣くほど難しい問題の数々”を解けた受験生に対しても失礼だ。どの受験でもそのはずだが、問題が解けない受験生が多かった場合、すなわち平均点が下がった場合は、合否の判断基準(合格ライン)を下に設定するだけのことだ。入試問題を簡単にする方向で抗議声明を出している長野県教組の姿勢は間違っている。まるで長野県の学生の将来を考えちゃいない馬鹿げた抗議だ。
さて、そうは言っても本当にとんでもなく難しい問題が出題されたのかもしれない可能性を問題を見るまでは否定できなかった。
というわけで↓これがその入試問題。
平成23年度・長野県(数学)高校入試問題(PDF)
解答
(数学が専門分野でもある)ミジンコがこの問題になにを言おうがカドが立つんだろう。だから参考にはならないかもしれないが、高校受験、すなわち中学3年生が解ける問題ばかりだ。解けない問題がある生徒もいるだろうが全ての問題が「難し過ぎる」と表現すること自体がおかしい義務教育で習う問題ばかりだ。つまり塾に通っていなくとも教科書からの学習だけで全て解けるはずの問題だ。県立高校の受験問題なんだからそれが当然ではあるのだが・・・・・。
長野県教組はなにを持ってこれ等の問題を「難し過ぎる」と判断して抗議したのだろうか?生徒が解けずに泣いたから「難し過ぎる」ではシャレにならない。そんな教組は子供の未来の邪魔にしかならない。本当に生徒たちのことを思うのならば、社会に出るまでになるべく知識を増やして備えを万全にさせる手助けに尽力するべきだ。「よちよち、こんなむずかしい問題はとけなくていいんでちゅよ~♪」とやったところで生徒のためにはならない。
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