自民党の谷垣禎一総裁は18日、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」の国政進出に期待が高まる政治状況について、戦前に日本軍部やヒトラー、ムソリーニが台頭した際を想起させるとの観点から警鐘を鳴らした。
京都府内で講演し「政党政治が駄目だということで昭和10年代に日本で軍部が出てきた。ヒトラー、ムソリーニが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」と述べた。
谷垣氏は、維新の会について「(事実上の次期衆院選公約である)維新八策はいろいろ問題点があり、方向性が明らかな政党になるかは未知数だ」と指摘した。同時に「既成政党に期待しても無理との気分があるから、第三極が期待を集めている」と分析。「軍部やヒトラーらが出てきたのは、既成政党や議会政治では物事を処理できないと多くの国民が思った時だった。議会政治家はそれを十分に意識し、国民の批判を受け止めなければいけない」と力説した。
ソース元:
msn 産経ニュース
いったいこれで何人目だろう、橋下市長をヒットラーになぞらえて語る愚か者は・・・・・。
谷垣総裁も直接的に橋下市長をヒットラーとは呼んではいないものの、結局のところはナチスが台頭してきた状況と今の大阪が同じようだと言っているわけだ。
戦争を起こしたわけでもなく、大量虐殺をしたわけでもない市長がヒットラー呼ばわりされているのだ。なんという異常事態。橋下市長をヒットラー扱いしているアホなおっさん、じーさんたちはヒットラーについてなんの知識もないのだろうか?
ヒットラーと例えればそりゃそのヒットラー扱いされた人物のイメージは最悪なものとなるのかもしれないが、あまりにも例えが失礼千万。橋下市長も忙しくて構っていられないのだろうが、ヒットラーに例えた相手を訴えてもいいくらいだ。もしミジンコがNY市長をヒットラー呼ばわりしたら名誉棄損どころか、その暴言に対する批判でNYでは生活できなくなることだろう。いやアメリカのどこにも住めなくなるかもしれない。橋下市長を独裁者だどうのと批判する者たちはもうちょっと歴史を勉強してからの発言に努めるべきだ。ヒットラーは自らの政治勢力を強めるために戦争を起こし何百万人もの民間人を虐殺した悪魔だ。ヒットラーを市政改革に取り組んでいる人物に当てはめて語ること自体がどうかしている。
橋下市長をヒットラー呼ばわりするのであれば、自民党の小泉政権時代のときにも谷垣総裁はもっと批判の声を上げるべきだった。小泉政権は良くて橋下市長はダメというのでは筋が通らない。どちらのリーダーも声の上げ方は上手いがその後の現実的な改革が上手いとは限らないタイプだ。
ミジンコは橋下改革は色々なことでとん挫すると見ている。それでも、なにもやらない市長よりもずっと期待している。道半ばで終わることが悪いことだとは思っていない。1万キロメートル先のゴールに向かって初めから諦めて1歩も踏み出さない者よりも1000歩でも2000歩でも進んで力尽きる者の方が信用できる。
自民党の総裁がこういう発言をしてしまうところに自民党も落ちるところまで落ちたなぁという感がある。他者の批判で上には登ろうとするのでは民主党と変わりがない。民主党政権下の2年半、自民党はむしろ力を落とした。谷垣総裁は先ずは自分を見つめ直すべきだ。こういう情けない橋下批判ではなくて「死ぬ気で俺についてこい!」、その一言を発して欲しい。民主党政権後の日本の建て直しはそりゃ途方もない覚悟と努力が必要だ。強いリーダーがどうしても次の日本には必要。谷垣禎一は漢(おとこ)になるときだ。どれだけ失敗しようが日本のための政治に努めてくれるのならば国民だって協力する。
(*民主党はもうなにもせんでいいからじっと1年半を過ごして欲しい。本当になにもしないでいてくれた方が助かる。本当は今すぐ解散総選挙をして欲しいがそれをやる気が皆無なのが民主党というクズ集団だということはもうウンザリするほど知っている。)
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