NTTドコモ、民放各局、メーカー、広告代理店、商社などが出資したmmbi(エムエムビーアイ)という会社が運営するNOTTVというスマートフォン用の放送局が開局された。やたらとCMが流れていたのでご存知の方も多いかと。CMの雰囲気からしてなんとなく危険な香りはしていた。改めてそのサービス内容を知るに、これは企業はやたらと推すものの全然流行らない「爆死」の予感がしてならない。例えるならば電通などが猛烈にプッシュしていたが鳴かず飛ばずだった「セカンドライフ」に似ている感じがする。
番組表。K-POPがここにも・・・・・。
対応機種は今のところ2機種。
現在の放送エリア。これだけ!?
そういえば自分の携帯電話のどれにもワンセグ機能がついていることを思い出した。最後にワンセグを視聴したのはいつだったっけか・・・・・?電車でもワンセグを視聴している人たちをとんと見なくなった。ワンセグを使ってまで見たい番組というものはそうはないということなのだろう。
このNOTTVの番組表を見るにいったい誰向けのテレビなのかすら分からない。画質がワンセグの10倍は良いとのことらしいが、地デジ化後に画質が良くても番組が面白いとは限らないことは視聴者は痛感している。むしろ画質が良いからこそ見るに堪えない映像の数々が増えた感すらある。NOTTVの最大のウリとも言える高画質がそれほど強力な武器になるとは思えない。
NOTTVとは「テレビじゃない」ということなんだろうが、テレビ以上のテレビという意味とは感じられず、むしろテレビにすらなれていないという感じがする。
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