本当に被告となった芸能人たちの熱烈なファンだったのかどうかは確かめようがないが、こうも毎度毎度、記者に囲まれることを望んでいるかのような彼女の姿勢には甚だ疑問だ。酒井法子の元親衛隊で押尾学の熱烈なファンであり木嶋被告の裁判にも興味を持つ人物。有り得ないとは言わないが、本当にそうならば非常に珍しい人だとは思う。
裁判の被害者の中には理不尽にも命を奪われた方々もおられ、その亡くなった方々にも遺族にとっても裁判をまるで楽しみにしているかのような人間は決して喜ばしい存在ではないことだろう。
実際には裁判所の外で待っていた場合もあるとか。そこまで裁判に執着する行為は理解に苦しむ。勿論、傍聴する権利はある。権利はあるのだが、なんだろうこの違和感は・・・・・。とても醜悪なものを見た気がして権利はあるんだが「でもなぁ、おまえなぁ・・・・」という気持ちになる。
記者たちも記者たちだ。いい加減に彼女の相手をすることを止めないことには「ヤラセ」だとか「仕込み」などのそしりを受けるのも仕方がない。これだけ覚えやすい容姿の人物なのだから、彼女がどういう人物か分かった上でも記事のネタ増やしについつい彼女にインタビューしてしまっている記者も少なからずいるのかもしれない。
繰り返すが裁判が起きる理由となった事件には命を奪われた犠牲者もいる。裁判は遊び場じゃない。公判中は被害者とその家族・遺族、友人・職場の同僚の方々など数多くの人々が胸を痛め続けている。テレビで知ったニュースですら視聴者は被害者に対して同情の念を持つものだ。犠牲者の出た事件とはそういうものだ。
野次馬根性というものとは異なるのかもしれないが、裁判というものは第3者がおもちゃのように扱ってはならないものだ。傍聴マニアを含めて誰にも裁判を傍聴する権利はあるのだが裁判を見守るときの人として守るべきルールってものがあると思う。
[18回]
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