ついさっきNHKにチャンネルを合わせていたら、このブログ的に非常に興味深い取材レポートがあった。
アローメッセンジャーサービスというメッセンジャー・サービスを提供している会社についてのレポートだった。
会社代表の上島さんをはじめ3名のスタッフは全て大手メッセンジャー会社から派遣切りにあった方々とのこと。
その派遣切りにあった悔しさをバネに少ない資金(失礼!)で彼等はメッセンジャー会社を創業。
会社概要によると資本金は300万円。メッセンジャーという業態は飲食店などよりかは開業資金がかからないのだとは思う。ともかくNHKのレポートによると、なけなしの貯金を投入しての起業とのこと。
3名の仲間たちで100万円ずつ出し合ったのかもしれない。ともかく彼等は派遣社員でありながらも貯金はしていた模様。派遣切りにあった途端にホームレス化して生活保護を求めたどこぞの村民とは一線を画している。比較するのも失礼な話だろうが。
マスコミの印象操作やら、民主党、共産党、社民党などの派遣社員への常識外れな擁護などで、派遣社員が派遣契約を更新されなかったときに、まるで派遣切りにあった人々が100%被害者のような映像をやたらとテレビで観かけた。
果たしてそうだろうか?
派遣社員時代のノウハウを生かしての起業。こういう人たちが増えてくれれば、延々と社会人になってから、生活保護に使う税金や失業保険に使う税金を納税するばかりの納税者たちへの負担が減るのは確かな上に経済の活性化にも貢献する。
とかく派遣切りされた人々の恨み節ばかりを聞かされる今の報道番組。派遣切りをされた悔しさをバネにして再出発という人々への取材を今回初めて観た。
こうじゃなくてはおかしいだろうに。
そもそもテレビで観た派遣社員の派遣先への恨み節は、ミジンコのように休みを取るのもままならないで仕事をして納税している身には、聞いててナンセンスどころか、フザケンナ!ってものも多々あった。
自分の人生設計の甘さを全て他者のせいにするのは無責任過ぎると思った。派遣先にも問題はあったかもしれないが、派遣社員たちも甘い、こういう意見がまかり通らない世の中じゃ、失業者たちを支える税金を収めている納税者たちが浮かばれないのだから。
上山社長の
アローメッセンジャーサービスは、まだ起業も間もなく、まだまだこれからの会社の模様。失礼ながらぶっちゃけて言えば、まだまだ顧客獲得に苦労しているようだった。
サービス範囲は中央区+大手町、丸の内、有楽町(順次拡大予定)とのこと。
こういう若い会社へエールを贈りたい企業やエコロジーに関心がありバイク便からメッセンジャー・サービスに乗り換えようと検討中の企業は、是非、彼等にチャンスを与えてあげて欲しい。
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