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亀岡署 被害者の連絡先を伝える(NHK)
日本の警察の緊張感の無さに呆れたことは1度や2度ではないけれどこれには驚いた。ここまでの配慮の欠如は警察官という以前に人として「なんでそこまで無神経になれるんだ」というレベルだ。
無免許で暴走して多くの死傷者を出した加害者に被害者たちの連絡先を教えてしまうなんてどうかしている。まさか電話で遺族に謝罪しろとでも警察は望んだのだろうか?軽い交通事故の示談交渉じゃあるまいし事故直後に加害者から連絡をもらったところで遺族は対応のしようがないだろうに。
今回のことも事故扱いなんだろうか?状況からして交通事故とは到底思えず、これは殺人事件のように思えるのだがそれでも事故として考えなくてはならないのだろうか?その殺人者の親族から犠牲者の携帯電話に電話がかかってくるなんて、それが例え謝罪のためだったとしても遺族は簡単には受け入れられるわけがない。そんなに安易に個人情報を渡してしまう警察担当者の意識の低さが見える。
そもそもまだ今の段階ではドライバーが故意に犠牲者たちを轢き殺したという可能性が無いとは言い切れない。故意ではなくともやっていることは凶悪だ。故意の可能性は低いとはいえ、可能性が無いわけではない。もしそうであるのならばドライバーは大量殺人鬼だ。そんな相手に警察が犠牲者の携帯番号を教えて遺族が応対とは悪夢だ。警察が守るべきは被害者たちだろうに。
もうすぐ国民背番号制が導入されるわけなのだけれど、そういう制度は日本には向いていないような気がしてならない。警察、そして公務員が国民の個人情報の管理について非常にテキトーな気がするからだ。もうテキトーという言葉では足りないくらいないい加減さを今の時点でも公務員たちから感じる。加害者、犯罪予備軍、ストーカーたちなどにどんどん個人情報を渡してしまう警察や役所が容易に想像できる。
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