[ニューヨーク 30日 ロイター] 米ニューヨークのブルームバーグ市長は30日、肥満対策の一環として、レストランや映画館などで
ラージ(L)サイズの甘味飲料の販売を禁止する方針を示した。
甘味飲料の定義は、「約240ミリリットルあたり25キロカロリー以上の糖分または甘味料が含まれ、牛乳もしくは乳製品の含有率が51%以下」としており、カップのサイズは約470ミリリットルを上限に定める。
今回の提案は、6月12日に市の保健委員会に提出され、承認を求める方針。
統計によると、ニューヨーク市では成人の58%が肥満または太り過ぎだとされている。また同市当局の分析では、米国人は30年前と比べて1日当たり200─300キロカロリー多く摂取するようになったことが分かっている。
ソース元:
excite.ニュース
これが今のニューヨークの現状。肥満率の増加に伴い医療費の財源が枯渇し、市は先ずはレストランなどへのカロリー表記を義務付けを施行した。それでも一向に肥満率は改善されることがなく、今度は炭酸税(別名・肥満税)などといういわゆるDietがアタマにつかないようなオリジナル・テイストの炭酸飲料へ多めに課税するという法案が議会に提出された。反対運動も根強くて今後施行されるのかは不透明。
そして今回の対策がコレ。Lサイズの飲み物を禁止したところでMサイズを何杯も飲む人たちが続出すると思われるけれど、とにかくなにか手を打たないと本当に今のニューヨークは大変なことになっている。視界に必ず凄く太っている人たちが入るのが今のニューヨーク。日本ではほとんど見かけないくらい太っている人たちだ。
基本、アメリカではどれだけ太っていようが「私は私、俺は俺」ということで誉められはしないものの、肥満は日本ほどは叩かれない。そういう他人に干渉しないところは良い部分もあるけれど、医療費を圧迫するまでともなると行政の方が黙ってはいないのだ。市民の約6割が肥満(それも日本よりも甘い基準で!)という現状が更に悪化しそうなのだ。本当にその内、市民の9割が肥満なんて時が来るんじゃないかと思えるほどだ。
↑参考画像。
日本のマクドナルドとアメリカのバーガーキングのドリンクのサイズごとの容量比較。アメリカのマクドナルドの容量はカップの写真の下に表示されている。純粋に日米のマクドナルド同士を比較しても大きさな差がある上にアメリカではマクドナルドとシェア争いをしている大手バーガーキングのカップサイズたるやこれほどの大きさなのだ。Mサイズで900ml、冗談ではなくて本当にこのサイズ。
ミジンコがよく「アメリカの普通サイズがいかに大きいかの例」として話すエピソード。米フォートワース空港の近くのマクドナルドで携帯で電話しながら注文をしたときにじっくりとメニューを見ずにランチセットの番号だけ言って注文した。たしか「No.6のランチ」だったか。カウンターに出てきたのはチキン6つ付きのランチセットだった・・・・・。価格は5ドルちょっとなので普通のランチ価格。むしろ安いくらいだった。
ランチにチキン6つって・・・・・。一人パーティーかよ!って思ったけれど周囲の人たちも同じようなボリュームのランチセットを普通に食べていた。
アメリカでアリゾナというブランドの「グリーンティー」を何度か間違えて買ったことがある。正確には間違えたというよりも過去の悪夢は時間の経過とともに薄れてしまいまた同じ過ちを繰り返すといったこと。
緑茶なのに砂糖たっぷりなんだよね、そのグリーンティー・・・・・。
そりゃアメリカ人は太るよね!
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