細野豪志原発事故担当相と西川福井県知事との会談に合わせ、脱原発活動家で俳優の山本太郎さん(37)が4日、環境保護団体
グリーンピース・ジャパンとともに福井市内のホテルで会見した。「政府は福井県民を切り捨てるつもりか。大飯原発の再稼働を止めないといけない」と訴えた。
山本さんは「県民には加害者にも被害者にもなってほしくない」と強調。関西の一部首長が夏季限定で再稼働を認める発言をしていることに「経済界と有権者、両方にいい顔をする詭弁(きべん)だ。一度動かしたものを止められるはずがない」と主張した。
福井市のレゲエ歌手SING J ROY(シング・ジェイ・ロイ)さん(37)も同席し、「県民の声が政府に届いていない」と現時点での再稼働に反対した。会見後は県庁前で再稼働反対派の活動に加わった。
山本さんは市内で宿泊し、5日以降に県議や本県選出の国会議員と面会する調整を進めている。
ソース元:
福井新聞
山本太郎も堕ちるところまで堕ちたな。テロ組織と手を組んでは彼の反原発活動も更にウサン臭いものとなった。長い間、原発のリスクを訴えてきた身としては、山本太郎のような物事の整合性よりも感情論が先にくる反原発主義は本当に迷惑な存在だ。山本太郎は、まるで本当は原発推進派なのではないかと思えるほどに、せっかく原発のリスクを真剣に考え始めた人々を「脱原発=過激派」といったイメージに導いている。
原発には重大なリスクがある。それは原発事故前からずっと唱えられてきたことだ。ただし、聞く耳を持つ人たちの数が昨年の3/11以降と今とでは雲泥の差がある。しかしながら、やっと聞く耳を持ってくれた人々が後ずさりしてしまうほどに、山本太郎をはじめとした過激に反原発を訴えつつも、活動姿勢はダブル、トリプルスタンダードは当たり前、技術についての知識は皆無で勉強をする姿勢も皆無なんていう活動家たちはとても一般常識を備えたほとんどの日本人には受け入れ難いものがある。
窃盗までも正当化しようとした環境テロ組織・グリーンピース、最近もグリーンピースのドイツ人活動家がパラグライダーでフランスの原発に侵入している。「原発へのテロの危険性を訴えた」とのことだが自分がテロリストになっているということは自覚していない異常さだ。そんな組織と組んで原発に抗議する山本太郎。いったいなにが望みなのか?ソーラーパネル販売会社と3ヶ月契約で社員になったというニュースを見たが、ソーラーパネルの販売数を伸ばそうとする会社の社員が原発を批判では穿った見方をされる危険性もある。ミジンコは太陽光やら太陽熱、はたまた新技術を組み込んだ地熱、そして石炭をガス化する技術など、これでもかっていうくらいに代替エネルギー開発に投資、携わっているので逆に公の場での原発についての言葉選びをとても慎重にしている。「あの人は原発が無くなった方がメリットがある」と思われること自体が脱原発への道へのブレーキとなることが危険なのだ。本当はどういう立場の人間であろうがまだ人類が完全に制御できないエネルギーには手を出すべきではないのだから、脱原発・反原発自体は人間として唯一の選択肢のはずだ。
で、代替エネルギー開発を推進している身として言わせてもらうならば、「もっと時間が欲しい」「もうしばらく待って欲しい」が本当のところ。技術開発は進んでいるものの2年、3年で一気に今の主力エネルギーとなっている石炭や石油といった化石燃料、そして原発が生み出すエネルギーのすべてを補うほどの低コスト化や技術推進は代替エネルギーと言われているエネルギーのどれもが実現していない。だからこそ20年ほどかけての緩やかな脱原発を進めていき、経済活動を滞らせることなく、平行してその経済活動があってこそ投資額が増加し、技術推進も進む代替エネルギー開発を進めていくことが最も確実かつ現実的な代替エネルギーへの移行だ。山本太郎や彼と行動を供にしている活動家たちは、そういう現実的なことは一切示さないでただひたすらに「原発を動かすなー!止めろー!」とこの1年と数ヶ月叫んで暴れて、それでいったいそれで誰を説得しようというのか?彼等が脱原発を叫ぶたびに、本来は一択の選択肢であるはずの(経済に支障を及ぼさない緩やかな)脱原発という言葉の怪しさが増している感すらある。
火力発電所の技術は原発が開発されて頃とは天と地ほどの差がある。今の火力発電所のエネルギー変換効率はとても優秀だ。例えば石炭を燃やすにしてもパウダー状にして無駄をほとんど無くした燃焼を実現しているし、液体燃料を燃焼させるときの燃焼効率も昔の技術者が見たら感動して涙するほど徹底した効率化が実現している。しかも!火力発電所が必要としている化石燃料の埋蔵量は実のところまだ判明していない。皆さんが子供の頃から「石油はあと50年で無くなる」と聞いたことがなかっただろうか?その「あと50年」と言うべきときがあと何十年か何百年後かも判明していないのが本当のところなのだ。埋蔵量の見積もりがアテになっておらず、少なくとも代替エネルギーへの移行に必要となるであろう20年という歳月の間に化石燃料が枯渇する可能性はほぼ無いと言える。
化石燃料を燃やすことを悪とする最大の理由は温暖化だ。実際には温暖化が起きているのか地球の誤差の範囲なのかすら分かっていないのに、過去10年ほどはなにかを燃やしてCO2を発生させることが凶悪事件のように取り扱われている。CO2に温室効果があるのかも分かっていないのにだ。水蒸気の方が温室効果がよほどあるという説が最近では有力だというのに、今もって二酸化炭素は温室効果ガスとマスメディアさえも呼んでいる。そりゃ天文学的な金額である排出権というやつを日本などの工業大国に買わせたいディーラーと発展途上国は笑いが止まらないことだろう。
さて、その悪者扱いのCO2なのだが、既に化学的な光合成が実験で成功している以上、予算さえ充分であるのならば、いくらCO2を出そうが人間が自由に光合成を機械で行うことができる近い未来がある。これも既に実験が成功しているのだから後は普及への低コスト化と政府のバックアップ次第だ。排出権を無理矢理にでも買わされていた日本がCO2を吸って酸素にしていまう機械を売ることになるのだから痛快だ。そういう技術開発をするにしても日本自体の景気が良くないことにはなかなか事が進まない。技術開発への投資額は景気でモロに上下する。政府のバックアップにしたところで景気が上向きでないことには様々な批判に晒されて頓挫する危険性すらある。つい最近の日本が「仕分け作業」という馬鹿げた作業によって経験したことだ。馬鹿(政府)が景気を悪化させて日本の将来の財産となることを切ったのだ。まるで悪夢。そういうことがエネルギー、すなわち電力が足りないと加速する。一度停滞した景気はそうは簡単に復調とはならない。だから一気に原発を無くすという考え方はずっと脱原発を望んでいるミジンコでさえ「思慮が足りない日本破壊計画」のようにさえ思えてしまうのだ。
山本太郎はえっといつから脱原発を言い始めたんだっけか・・・・?もちろん、イヤミだ。
ミジンコが長年考えてきた代替エネルギーへの移行や今は先ずは泣き言よりも動くべきだと考えて触れない原発推進派への怒りなどを山本太郎は断片すらも理解できないことだろう。そのくらい彼の言動は薄っぺらい上に無責任だ。
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